HOME › 学習

保護者さんのマイポート体験記

学習塾マイポート塾長の平野です。


前回のブログで、ある生徒さん(現斐太高1年のAさん)のマイポート体験記を紹介致しました。


今回はそのAさんのお母さんに体験記(お子さんをマイポートに預けられてのご感想)を紹介致します。
Aさんのお母さんはマイポートのブログがきっかけでご連絡頂き、娘さんを預けてくださいました。
今回の執筆依頼も快く引き受けてくださり、大変感謝しております。

Aさんのお母さんをご紹介することで、塾を探していらっしゃる方の参考になれば幸いです。
では、掲載の許可を頂いた上でご紹介いたします。
※ 体験記のお題は私が勝手につけさせて頂きましたm(__)m




『マイポートは成績をあげるだけの塾ではない』

斐太高校1年Aさんのお母さん


娘が中学になり、高校受験にむけてしっかりと勉強に取り組んでほしい!!という親の気持ちとは裏腹に、なかなか勉強に対する向き合い方が分からず悩み続ける娘。。。

親として何かできるのかを考えた時、塾に行けば成績は上がるだろうという安易な考えで、個別指導型の塾、タブレット学習、オンライン家庭教師等々、色々試してみたものの、どれもうまくいきませんでした。

そんな時、マイポートのブログをたまたま見つけ、読んでいくうちに『この先生なら娘を変えてくれるかもしれない!!』と思い、すぐに面談を申し込みました。

面接では娘のことだけではなく、子育てに少し自信をなくしていた私にもアドバイスをいただき、気持ちがとても楽になりました。

入塾したのは中3の夏。受験に間に合うのかとても心配でした。成績はすぐには上がらず、山あり谷ありでしたが、先生方が適宜対処してくださったおかげで、苦手だった教科も受験前には公立過去問で高得点が取れるまでになっていました。そして、志望校に無事合格することができました。

娘はマイポートに入って明らかに何かが変わりました。今まで『勉強=面倒くさい』だった娘が、積極的に勉強をするようになり、自主的に塾に行く。こんな姿は今まで見たことがなく、正直驚いています。最初の面談の時、先生が『マイポートは成績を上げるだけの塾じゃないんです。』とおっしゃったのが、今になって腑に落ちました。

今度は大学受験です。先生方に私も含め支えて頂きながら、目標に向かって頑張って欲しいです。



いかがでしたか?
保護者の皆さんにとって、塾に期待するものはもちろん成績の向上ですよね。
ですが、私たちマイポートは成績の向上だけを塾の目的とはしていません。
いくら成績が上がったとしても、先生や親に言われるままに、受け身で勉強した結果では、わが身を助ける糧とはならないと思いませんか?

大切なことは、勉強にどう向き合うか、自ら考えどう行動できるかだと思うのです。
つまり『あり方が変わることで、行動が変わり、結果が変わる』のだと考えています。

あり方が変わらなければ、いくら行動を強いられても、望む結果はえられないのではないでしょうか。
人生において大人になれば、いちいち指示やアドバイスをもらうことはできません。
あれこれ言われないと動けないまま、大人になったとき困るのはお子さんなのですよね。

マイポートは最初こそ、勉強の仕方を宿題を細かく指示はだしますが
徐々に自分で考えて行動できるように促していきます。

理想はテスト前にこちらが何も言わなくても、考えて行動できること。
そういう意味では、このAさんは受験を通して自分で考えて行動できるようになってくれたのだと思います。
この点において、Aさんのお母さんも嬉しいお言葉を書いて頂けたものと感謝しています。

Aさんのお母さん!
ありがたい文章を書いてくださり本当にありがとうございましたm(__)m
これからもよろしくお願いします。


あり方が変われば、成績は後からついてきます。
こんな考えに共感頂ける方がいらしゃれば、ぜひマイポートにご連絡ください!!

中学3年生は残席あと2名様です


電話 0577-77-9148







  

生徒さんのマイポート体験記

学習塾マイポートの塾長平野です。

夏休みを前にして、学校では個人面談が行われている時期ですね。
中には現状の成績を見て塾を検討していらっしゃる方が少なくないと思います。

今回はちょうど昨年の夏に入塾してくれたAさんのマイポート体験記をご紹介します。
マイポートに興味を持たれている方のご参考になれば嬉しく思います。

Aさんには進路や勉強に悩む後輩さんたちのために力を貸して欲しいとお願いしたところ
匿名を条件に快く体験記を書いてくれました。
Aさん、どうもありがとう。

実はAさんのお母さんにも、保護者さん目線での体験記をお願いしていまして
何と!お母さんも快く引き受けてくださいました。
お母さんの体験記は次回ご紹介しますので、是非またご覧ください!!

ではAさんの体験記です。




乗り越えた壁

斐太高校1年生 Aさん

勉強ってめんどくさいし、面白くない。
『何のためにこんな勉強するの?』そう思ったことはないですか。

私は勉強するたびにやる気がでないなぁとか、将来こんなこと使わないだろって思っていました。でも、今の私は考えるのって面白いなぁと思ったり、自然と勉強のやる気が出たりします。なぜ、私はこのような考え方に変われたのでしょうか。

私がマイポートに入ったのは中学3年生の夏でした。マイポートに入る前、何個か塾に通っていましたが、成績が伸びず、あまり長くは続かなかったです。なので、正直マイポートも自分に合わないんじゃないかという不安がありました。でも、マイポートに入ってみて勉強を教わるだけでなく、勉強の仕方、新しい価値観、人生における話など心が揺さぶられるような話を先生がしてくださいました。そして、私の考え方が段々変わっていきました。

マイポートに入ってしばらく経ち慣れていく中で、塾の宿題をこなせずやるべきことをやれない日が時々ありました。そこで先生に相談をするうちに、私は勉強することが辛かったんだということに気が付きました。今まで辛かったことや、嫌だと感じていたことを話すうちに自然と涙が出てきました。でも話したことで、とても気持ちが楽になりました。これをきっかけに、勉強のやる気が起きなかった理由が分かったし、これからどのように勉強すればよいかを知ることができました。

受験期に入って、先生がこんな話をしてくださいました。『今まで勉強したことは将来使わないかもしれない。でも、その勉強したときの頑張りや努力は自分の宝物になる。』というお話です。私はこれを聴いて、ハッとしました。今まで何のためにこんな勉強しているんだろうと思っていたけど、勉強するときの頑張りやその頑張りでとれたテストの点数が自分の宝物として蓄積されていく、そして努力する力を身につけることで将来に繋がっていくということが分かりました。このことに気づいてからもっと頑張ろうと思ったし、頑張っていくうちに勉強の楽しさや面白さにも気づくことができました。その結果、最初に受けた入試の過去問の合計点数が300点くらいだったのに、本番では合計400点を越えることができました。これは自分の宝物になりました。

このように私は自分を変えることが出来たし、壁を一つ越えられたと思います。マイポートに入っていなければ自分は変われなかったです。私は今、受験勉強の勢いのまま高校の勉強を頑張っています。高校受験の時、勉強を頑張っていなかったら、今の自分はこんなに頑張って勉強していないと思います。これからも自分の将来に役立つ勉強の仕方をして、夢のために努力を重ねていきたいです。



いかがでしたでしょうか。
入塾当時はこちらの言葉がなかなか響かず、自ら勉強しているようにはみえませんでした。
ですが、文中にもあったように一度じっくり面談をしたことをきっかけにして
見違えるように勉強するようになりました。

苦手だった社会の勉強も最初のうちは逃げてばかりで、勉強をしているふりをしていました。
それでも自分と向き合い、やらされる努力ではなく、自らの努力というものを受験勉強を通して身に付けていってくれたように思います。
いっこうに進まなかった社会の受験勉強でしたが、最後まで粘り強く勉強を続け
最初は50点前後しかとれなかった社会が本番では92点をとったそうです。
自己採点の結果を嬉しそうに報告してくれたAさんの顔はとても晴れ晴れとして最高の笑顔でした。

彼女はある意味では理不尽な、無意味ともとれるような受験勉強を通して
彼女曰く、『宝物ができた』と書いていました。

その宝物は自己肯定感というものと言ってもいいかもしれません。
私は常々、受験を通して『自分のことを好きになって欲しい』と思って指導をしています。

まさに彼女は受験を通して自分のことを好きになってくれたのかなと思います。
人生を思い通りにさせるものは、テストの高得点でも高偏差値でも、高学歴でもありません。
自分のことをどれだけ好きでいるか。
このことが最も重要であると考えています。
受験を通して大きな宝物を自分で作ることが出来た彼女の努力の軌跡に立ち会えたことは、私にとっても大きな宝物です。
これ以上、塾講師として幸せなことはありません。

Aさん、すてきな体験記を書いてくれてありがとう。
これからも自分の夢を実現できるよう、もっともっと自分のことを好きになっていってください。
  

数学が伸びてる子は何を見ているのか?

こんにちは。理数担当山ちゃんです。
今日は斐太高校1年生のある生徒の事例を紹介したいと思います。

先日、記述式の模試があったのですが、数学の偏差値64を超えてきた生徒がいます。
その子は部活も熱心に取り組んでいるので、ずーっと勉強ばっかりやっている、というイメージではないのですが、なぜ、これだけの成果が出せるのか?

この子が実力が問われる状況で結果を出せるのは、「付け焼刃的な勉強をしないから」であると言えます。

一般的な生徒は数学の質問をする際に、「先生、この問題の解法のここが分かりません」という質問をしてくることが多いです。しかし、この子は質問の質が違います。

例えば、次のような感じです。
「先生、この問題の解法は分かって、解くには支障なく解けるんだけど、なぜこうすると解けるのかよく分からないです。この解法はどういう狙いをもって問題にあたっているんですか?」
「先生、この公式は一応覚えて使ってはいるんですけど、なぜ成り立つのか、という部分がいまいち分かりません。問題を解こうと思えば模範解答は書けるけど、納得感がありません。公式の導出過程が知りたいのですが、解説をお願いできますか?」




問題が解けただけでは満足しないのです。何を掴むことが数学の勉強に於いて大切なことなのかを理解しているのだと思います。
こういう質問をして原理原則をきちんと把握しているので、問題が多少見たことのないものであっても、「この公式はこういう理由で成り立っているのだから、今回のケースではそのまま使うことは出来ないな。この部分をこう変えれば対応出来るに違いない」といった感じで、問題の状況に合わせてその場で理屈を組み立てて解くということが出来てしまうのです。
家電製品の修理業者さんが、家電製品の中身を詳しく知っているから、故障しても修理出来るのに似ていますね。
エアコンの中身を知らない人は、エアコンのスイッチを付けることは出来ても、故障を直すことは出来ません。これと同じで、
公式の成り立ちを知らない人は、公式をそのまま使うしか使い方が分からないのです。

大学入試の問題もセンター試験から大学入試共通テストに変わって、原理原則を使って状況に合わせて考えていく必要のある出題傾向に変わりました。「あなたはエアコンを使うことが出来ますか?」という問いから、「どうすればエアコンを直せますか?」というタイプの問題に出題傾向が変わったという事です。

数学が苦手な人は、問題の解き方を勉強する、という認識から、構造を理解した結果として問題が解けるという認識に切り替えてみてはいかがでしょうか?  

数学の勉強で伸ばすべき力とは?

こんにちは 理数担当山ちゃんです。

今日はある中2の生徒とのやり取りから感じたことを紹介したいと思います。

その子はとても頑張り屋さんで、前回の関数の単元の数学のテストでも満点近く取っていましたが、次の図形の単元の角度を求めるのに苦労しているようでした。他の単元に比べると、図形は多少苦手なようです。
とりわけ最後の問題で、それまでよりも多少難易度の高い問題が、1問だけどうしても解けなくて、うんうんと頭を悩ませていました。関連する角度も求めることが出来ていて、あと一歩というところでした。
私は「いい感じに来てるよ、がんばれ!」と伝えて見守っていました。
かなりの時間を問題と格闘して、「あぁ、時間かかってしまったな」という表情をしていた(ように見えた)ので、
「今考えた時間は、一見無駄な時間に見えるかもしれないけれど、実は想像力や思考力を育てるのに大切な時間だからね。ちゃんと育ってるはずだから、その調子でがんばってね」と声を掛けました。
ほっとした表情で「はい!」と元気に返してくれました。

そんな折、偶然見かけた動画で、かの有名なアインシュタインの言葉が紹介されていました。
「知識より大切なのは創造力だ。知識には限界があるが、創造力は世界を覆う。」
原理原則 トーラス


アインシュタインの創造力は彼の言葉通り世界を覆うほどに優れたものだったのでしょう。我々の想像力はとても及ばないかもしれませんが、数学や科学を学ぼうというときには、この言葉は参考にするべきところが大きいと私は感じます。

知識の限界を超えるには、知識の枠からはみ出しうる想像力や思考力が必要です。
よく模擬試験などで応用問題が解けない、という例がありますが、それは知識に頼った学習をしていることが原因ではないかと思います。
知識に頼った学習では、今までに学んだ知識の中にない問題は解くことが出来ません。
「知らない、けど、想像して考えたら、分かる」人にしか、初見の問題は解けません。

根本原理や定義などの最低限の知識を、想像力を使って活用していくようなスタイルで数学に取り組むことが理想的なのではないかと思います。
これからも「何故そうなるのか?」を原理原則に基づいて指導していこうと思います。  

解き方ではなく理由を学ぶべし

こんにちは。山ちゃんです。
次に書くのは、昨日、私が小学校5年生の男の子に投げかけた質問です。あなたは答えられますか?
「長方形(正方形)の面積を求めるのは・・・「たて×よこ」ですが、どうして長方形の面積は「たて×よこ」で求めることが出来るのでしょうか?」

この質問を投げかけられると、多くの子は面食らいます。
「面積はたて×よこ‼(ドヤァ)」でそれ以上突っ込まれたことがないからです。
学校の問題では、面積を求められれば〇をもらえて、「公式を暗記できていればそれでよし」とされてきたにも関わらず、急にそれだけでは物足りないと言い始める先生が出てくるのですから、面食らうのも当然かもしれません。

しかし、そもそも私の投げかけた質問は、面積がどうして「たて×よこ」で求められるのか?を勉強したときに、一番最初に学習したことなのです。
ですが、多くの子はその理由を奇麗に忘れ去り、「方法」だけ覚えている状態になります。

私は公式だけ覚えていればそれでよしとはしません。
それだけ覚えていれば解ける(点が取れる)のだからいいじゃないかと思われるかもしれませんが、理由を知らないと色々弊害が生まれてくると私は考えています。


その弊害を一言で言えば、生徒に理由を尋ねたとき、「そう教わったから」としか言えない子になってしまうことです。
「そう教わったから」としか答えられない子は、理由を考えることをやめてしまったことで、自分で考えることが出来なくなってしまいます。
面積を求めるのになぜ「たて×よこ」で求められるのかが分からなければ、当然、体積を求めるのになぜ「たて×よこ×高さ」で求められるのかも分からないでしょうし、密度が重さ÷体積で求まり、それが一体何を意味しているのか、分からなくなっていくのではないでしょうか。
一つ一つ丁寧に、なぜそうなるのかを把握して積み重ねて学習している人と、「そう教わったからそうなのだ」と鵜呑みにしてしまって理由を積み重ねていない人の差が、自分で考えることが出来るか、教わったことしかできないか、の差を生んでいると思うのです。

ちなみに冒頭の質問の答えは、「長方形の中に入る1㎠のマスの数を数えているから」です。
広さの基準となる1あたりの量を考えるとスッキリ理解できますね。
私に質問された男の子は、「あぁ!だから体積は高さも掛けるんだね!」と説明せずとも体積のことまで理解していました。根本を理解すると似た事柄の学習も進みますね。

そんなわけで、私は問題が解けるかどうか、ではなく、理由が分かったかどうか、を判断基準にして学習することをおススメします。

お問い合わせはこちら↓ 電話 0577-77-9148  

なぜ高校になると数学ができなくなるのか??

学習塾マイポートの塾長平野です。
みなさんの周りで、中学の時は数学のテストの点数がよかったけれど、高校に入って数学がわからなくなって苦手になってしまうお子さんいませんか?
なぜ高校になると数学ができなくなるのか?? 内容が難しくなるから? それだと、生徒みんなが数学ができなくなってしまいますね。 出来る子は高校数学になっても出来ます。
今回の記事はマイポートの山崎が 『なぜ高校になると数学ができなくなるのか』について言及しますのでぜひ興味のある方はご覧ください!

寒くなり始めましたね。季節の変わり目は体調に気を付けたいですね。山ちゃんです。

昨日、生徒が数学のことで疑問に思って数学の先生に質問したら、「そんなこと知らなくていいから。公式を覚えて代入できるようになれば答えが出せるから公式を覚えろ」と言われて、ムカついた。という話を聞かせてくれました。
私も高校1年生の時、数学の先生に同じような対応をされて、大好きだった数学に対する興味関心が一気に薄れてやる気をなくし、その先生のことが大嫌いになって、数学の授業中、話を聞きたくなくなってしまった経験をしました。

みなさんはそんな経験ありませんか?

数学の問題の解答を書くことが出来ることと、数学の解法の意味が理解できていることは、似ているようで全く違う事柄です。
ただ解答を書くのは、答えを暗記したり手順を覚えれば可能ですが、それは理解とは言えません。そういう解き方を覚えてしまうと、数学がただの作業になってしまって、面白くなくなってしまうのではないかと思っています。ただの作業には「自分の主張が入り込む余地がない」のです。

公式暗記型の数学で問題を解くのは、解法を考えたのは「どこかのだれか」であり、よく分からないけどそれを借りてきてただ作業しているに等しい行為です。
理解してないけど答案を書いたとき湧いてくる感情は、「うそをついたときの罪悪感」のような感情です。本当は分かっていないことを自分が一番分かっている。だからこそ、解けても嬉しくありません。罪悪感が増すばかり。〇をもらっても褒められても、うそをついて騙してそれを得たような気持ちになってしまい、気持ちよくありません。
これでは数学が好きになるわけがありません。

一方、公式の成り立ちなどを理解し、自分で考えて記述した解答には、「自分はこう思う!」という主張が込められているので、正解か不正解かとても気になるものです。自分の主張が込められているので、正解しようものならテンションが上がります。「出来た!」という喜びと、自分で出来ることが増えたことで成長も感じられます。それが自信にも繋がります。

私は数学は是非とも自分で考えて解いてほしいと思っています。
自分の力で苦労して辿り着いた答えだからこそ、喜びも一層感じられるものではないでしょうか。



数学が好きでないという人は、それをしていないから楽しさが感じられないのではないかなと思います。

けれど、冒頭で言ったように、その喜びを感じにくいやり方を学校の先生に指導されて、「数学とはそういうものだ」と思ってしまっている子がたくさんいます。それは子どもたちのせいではありません。

高校の数学は難易度も上がりますが、学習すべき事柄もとても多くなり、学ぶ生徒も大変ですが、教える先生の方も本質的なことを語りたくても語る時間がないのかもしれません。
そのような状況だからこそ、自分で考えることを諦めずに考え抜いた人とそうでない人の差が大きく開いてしまうのかもしれません。

是非、粘り強く考え抜くやり方で数学の勉強をしてみてください。

お問い合わせはこちら↓
電話 0577-77-9148  

コロナ対策と中3受験対策

学習塾マイポートの平野です。


いよいよ学校の休校期間が終わり、本格的に通学、授業が始まりますね。
マイポートはこの休校期間中は高校生をオンライン指導で、小中学生は分散授業で対応してきました。

小中学生は少人数編成に分散させて授業を従来通り行ったので、学習の進度、定着に関しては全然問題ありません。
むしろ、自宅での学習時間がた~くさん保てるので、いつにも増して学習効果が高まった期間だったと言えます。
中学生は例年の予定進度を余裕で1か月以上先を進めています。
定期テストがいつきてもいい状態に仕上がっていますhand&foot08
このことは生徒たちはもちろん、保護者の皆さんのご理解とご協力の賜物です。
本当にありがとうございます!



↑ 市販の空気清浄機の数倍もの殺菌、ウイルス除去、空気清浄機能をもつイオン発生器を導入しました。
めっちゃお高いですが、その分効果がすごいです。


さて、これから学校は大急ぎでカリキュラムを進めていかなくてはならないので
今年の夏休みも冬休みも大幅に短縮されます。
夏休みはおよそ2週間しかありません。
例年のマイナス20日間らしいです。

というわけで、今年の受験生はいつものペースで学習していくと
または学校のペースで学習していくと、後でとても苦労する可能性が大です。
ですので、早めの対応が受験生には求められます。

例年なら受験生は夏期講習をきっかけにして受験モードに切り替わっていきますが、今年は十分な日数の確保ができません。
そこで今年、マイポートの中3生は7月から夏期講習の代わりに土曜日を利用して受験勉強をスタートしたいと考えています。
受験直前の冬休みも短縮されますから、受験生の親さん方はある程度逆算して受験に備えられたほうがいいかもしれません。

マイポートは毎年夏期講習で中3生の募集を締め切りますが、今のところ、定員まであと4名ほど余裕があります。
今年は7月から夏期講習をスタートしますので、興味を持たれている方は是非お問い合わせください。



↑ コロナ対策&大学受験生のために個別自習ブースを導入しました!椅子も長時間の学習に対応すべく高品質なものを選びました。生徒に大好評ですface01












  

自分を好きになること 「教育七五三」の向こうにあるもの その④

学習塾マイポート塾長の平野です。


前々回に予告した 自己肯定感について今回は書こうと思います。



突然ですが、皆さんは自分のことが好きですが?

自分に満足してますか??

本当に???



(内閣府のHPより)


上のグラフは対象年齢13歳~29歳の国別比較です。
日本の若者は自分に満足している割合が半分以下。
諸外国と比べて、異様に低いことがわかります。

実は上のグラフは自己肯定感についてのグラフと考えることができます。
ただ、自己肯定感って言葉はちょっと難しく聞こえますね。

自己肯定感とは簡単に説明するなら


無条件で自分に満足していること
無条件で価値ある存在だと思えること
無条件で愛されていると思えること


もっと簡単にお伝えするなら

無条件で自分を好きでいること、愛していること です。

自分は自分でいい!  ありのままでいいんだ!! です。

前々回のブログで書いたように
子育ては子どもに必要とされなくなる過程であり
究極の理想は 我が子がその子自身を 無条件に好きになること。


今ざざ~っと自己肯定感の定義について書いてきましたが
何回も登場する言葉があったことにお気づきですか??


そうです

無条件です!!


もし、皆さんに
自分の好きなところを教えてくださいって尋ねたら
きっと自分の長所や良いところ、優れていることを挙げませんか?

無条件で好きになるとは
無条件で愛するとは

短所・悪いところ・劣っているところも含め、認め、受け入れるということです。


すご~くわかりやすい例えをしましょう。


我が子が可愛い赤ちゃんの頃を思い出してください。


おしっこしても
夜中に泣いても
げろを吐いても
コップをこぼしても
モノを破壊しても


要するにどんなことをしたとしても
可愛くてかわいくて仕方なくありませんでしたか?

きっと怒鳴ったり、叱ったりしませんでしたよね。
そんなことも含めぜ~んぶが愛しかったはずです。

そう、あの感覚こそが無条件の愛。
男女間の好きとか嫌いとかの愛ではない。
絶対的な愛です。

※もし、この例えがぴんと来ない方はもしかするとセラピーの必要があるかも。
愛情センサーにエラーが生じているかもしれません。


ところがどうでしょう。
我が子が大きくなるにつれて、いつの間にか
いろんな注文を我が子につけていませんか?


いい点をとれ
早くねろ
部屋をかたずけなさい
さっさとしなさい
マンガばっかり、ゲームばっかりするな



そう、これらをクリアをしないとダメになってませんか?
これらをクリアしてはじめてほめてませんか?

このように、条件をクリアしてほめたり認めたりすることを
条件付きの愛情といいます。

条件付きの愛情は、条件をクリアできているうちはいいですが
クリアできなくなってくると、子どもは非常に苦しくなってきます。
条件をクリアしない限り愛されない訳ですから。

振り返ってみてください。
親の笑顔を見せるより
眉間のしわ、ためいき、小言の方が多くなってませんか??



その回数が多ければ多いほど自己肯定感が損なわれていく可能性が大です!



自己肯定感って、子どもが大きくなって段々と備わってくるものではないんです。
赤ちゃんの頃から、親にだっこされ笑顔に囲まれて生きていくことで

自分は愛されている!
自分は生きてていいんだ!


と自然に自己肯定感がそなわっていくのです。


ところが、自己肯定感は10歳ころを境に下がっていきます。
そうです

学校で成績を意識しだすと
自分と他の子を比べだすと
親が我が子を他の子と比べだすと
親が常識や、世間体を意識しだすと


それに比例して、自己肯定感がどんどん下がっていくのです。


日本の教育は他者との比較で評価されます。
自分がどれだけ他より優れているか。
弱点があることに寛容ではありません。
速さと正確さが求められます。
個性はむしろ邪魔です。
自分を殺し、全体に溶け込み空気を読むことが非常に大事。

親が我が子を他の子と比べ
学校が上に書いたような環境では
自己肯定感を保つにはあまりに難しすぎます。


日本が諸外国にくらべ自己肯定感が低いのも理解できますね。


皮肉なことに、我が子の将来を憂い、案じるからこそかける言葉が我が子の自己肯定感を次第に阻害していることを私たち親は理解しなくてはなりません。


さて、自己肯定感に関するお話は本が1冊かけるくらいお伝えしたいことがたくさん。
今回は自己肯定感がどんなものなのかをお伝えして終わりにします。

たぶんこのテーマは当分続きます。

今日のブログを読んでちょっと焦っている方!
逆に、自己肯定感が何かは分かったけど、そんなに大事なの?
自己肯定感より、学校でいい点数を取ることの方が大事でしょ!

って思っている方もいるかもしれません。

そんな方は是非続きを読んでいってくださいね。
頑張って書きます!!
 











  

不登校44万人 「教育七五三」の向こうにあるもの その③

「教育七五三」の向こうにあるもの その③です。

学習塾マイポートの塾長平野です。
今回は「自己肯定感」について書くつもりでしたが
その前にお伝えしたいことがあるので
ちょっとお付き合いください。

先日、NHKスペシャル「不登校44万人の衝撃」を見ました。
中学生の不登校、不登校傾向がある子が今は何と44万人いるらしいです。
日本の中学生の8人に1人の割合。。。

結構、びっくりしませんか?
仮に1クラス40人だとして、クラスに5人が不登校か不登校傾向にあるわけです。

前回までお伝えしたように、中学校の5割の生徒が授業についていけていないのならば、この結果になるのも分かる気がしませんか??

ところで、私は9年前に高山に帰郷してから3年前まで
同志と共にNPOを立ち上げ、不登校・引きこもりの若者の支援活動をしていました。
今は解散し、保護者の方達の「親の会」のお手伝いだけしています。
ですので、高山の不登校事情は今でも詳しいつもりです。

9年前の高山の不登校事情は今とはかなり違っていて
生徒が不登校になると、学校も親も「何とか学校に来させなきゃ」「行かせなきゃ」的な雰囲気が占めていたように思います。

無理やり子どもを学校に引っ張り連れていく親さん
甘い!と叱責する親さん
子どもの気持ちを優先せずに毎日家に来る先生


当時、不登校になった場合の選択肢は「であい塾」一つしかなく
そこに合わない子、そこにもいけない子はまさに自宅に引きこもるしかなかったのです。
そこで、高山にもう一つの選択肢、居場所、親さん達の相談の場としてNPOを立ち上げたのでした。

塾を経営しながら何とかやってきましたが、結局は行政の公的支援を受けられず
別に市の委託を受けた団体ができたこともあり
それなりの役割はやり終えたと判断し解散に至りました。
正直、悔しかったですけどね。。。




解散以来、高山の不登校事情をちょっと離れたところから見守っていますが
最近、風向きがかなり変わってきました。
というのも昨年

教育機会確保法 が施行されたのです。

ざっくりいうと
今の学校に行きたくなければ他の場所で学んでも OKと国が認めたのです。

前までは、民間のフリースクールやNPO団体に対し
学校の先生は公的に不登校の生徒に対し、それらを勧めることができなかった。
しかし、新しい法律は不登校の子たちの教育の機会均等を保障することになったのです。

このことで、学校の先生はやみくもに「学校復帰」を掲げなくても済みますし
親さんも無理にでも学校に連れて行かなくてもよくなりました。
その子にあった学びの場を本人が選択できるようになったのです!!
素晴らしいことだと思います。

ただ、この法律が施行されても
その法律の存在を我々親が知らなくてはなりませんし
先生も親も意識を変えていかなくてはならない。
そして、行政も学校も学びの選択肢を広げなければ意味がありません。

冒頭に紹介した番組の中で
広島県の教育長が 不登校は学校に対するボイコットである
と発言されていました。

その通りだと思います。
今までは不登校は子どもと学校の関係性の問題と捉えられてきました。
不登校は問題であると。

ところが、教育753と不登校44万人の観点からすると
もはや、不登校は本人の問題ではなく
教育システムの問題であると考えざるを得ません。

番組内でまたこんな言葉がありました。
教育先進国の学校の先生の言葉です。
その学校には不登校はあり得ないそうです。

学校とはみんなが幸せになれる場所。

教育、学校に対するコンセプトが全く日本と違いすぎますね。
子どもたちにとって、そんな日が来るといいのですが。。

私も塾として子どものたちの幸せに関与できる場を提供していきたいと強く思います。
今の学校システムを補完する場所ではなく
子どもたちそれぞれの良いところを見つけ伸ばせる場所を。

今回は予告とそれてしまいましたが
教育753と深く関係のあるお話なのであえてお伝えしました。

今回のお話が必要な人のところに届くのを願っています。
不登校の相談、カウンセリングの看板は現在掲げてないですがいつでも承っています。

お困りの方がいらしたらご連絡ください。














  

子育てに悩む方に読んで欲しい 「教育七五三」の向こうにあるもの その②

「教育七五三」の向こうにあるもの その②

学習塾マイポートの塾長平野です。


ええと、お題が小難しいせいかアクセス数が寂しいかんじでした。。。
結構大事なテーマなんですがお題のネーミングを間違えましたね。

このブログはマイポートの塾生の保護者の方か
教育に意識の高い方に読んで頂いているのだろうなぁと思いながら書いています。
なので、そんな方たちに向け、めげずに続きを書きます!

前回の記事を読まれて

「学校ってそんなことになってんの!!」
「うちの子大丈夫かしら。。。」


などといったように、不安を感じた方が多かったと思います。


しかし、私が皆さんにお伝えしたい意図は
決して不安を植え付け、やたらにお子さんに勉強をさせることではありません。

学校の学習についていけない割合が小中高でそれぞれ3割、5割、7割いるとして
じゃあ、その逆の7割、5割、3割のついていける側に入らないとだめですよ~ってことを訴えたいのではないのです。


ここで質問です。

子育ての目的って何だと思いますか?
絶対の正解は勿論ないですが、私が思うにそれは。。。






「必要とされなくなること」



いつまでも親があれやこれやと口を出さずとも、心配しなくても、自分の道を自分で切り開き、実現していけるような我が子に育てていくということです。
寂しいことだと思いますが、いつかは親元から巣立って自立していかなくてはならないのです。


『おきなさい!』
『勉強したの?』
『ハンカチ持った?』
『早くしなさい』
『かたづけなさい』
『いつまでゲームしてるの!』


言い出したらきりがないほど手を焼いている方が多いと思いますが
いつかはやめなきゃいけないのです。

でなければ、いつまでたっても
言われないとできない子
お母さんがいないとできない子

から卒業できなくなってしまうのです。

いつかは親の目の届かないところで
失敗しながら、痛い目にあいながら学んでいくのですから。
親元離れても言い続けるのは現実的ではないですね。
だったら、先回りしてあれこれ言うことをいつかはやめる勇気が必要です。

そうそれはまさに 勇気 です。
我が子を信頼、信用する 勇気 です。


こういった理由で「必要とされなくなること」の意味がご理解いただけると思います。


そしてもうひとつ大事なことがあります。
我が子が育っていく中で、勉強を通して、部活を通して
いろんな出来事を経験していく過程で究極的にたどり着いて欲しいこと。
この境地にたどり着けば何があっても大丈夫。
それは何だと思いますか。
これは大人であっても永遠のテーマかもしれません。





それは


「自分を好きになること」



かっこよく言い換えれば 自己肯定感 です。
自分は自分でいいんだ!という感覚。


長くなる予感がするので
自己肯定感に関しては次回で。













  

「教育七五三」の向こうにあるもの その①

学習塾マイポートの塾長平野です。

高山はついこの間、桜が散ったかと思えば
もう気温30度を超える日があり、春はあっと言うまに終わってしまった感じですね。

ところで「教育七五三」という言葉をご存知でしょうか?

3割が小学校までに

5割が中学校までに

7割が高校までに学習カリキュラムについていけなくなる


という事実を指した言葉で、元NHK記者のルポライター瀧井宏臣氏の著作「教育七五三の現場から」によって広がった言葉です。
今から十年ほど前に教育業界で流行った言葉なので現状を「教育ヨーロッパ」と呼ぶ人もいるらしいです。
つまり、それぞれの4割、6割、8割が授業についていけてないかもしれないってことですね。

こんなこと言うと、元も子もないのですが、中学、高校での成績の大半は小学生のうちに決まってしまいます。

小学校のテストは9割以上できるのが理想です。
6~7割の理解度では基本的な計算や概念が理解できていないということ。

小学校の時点でついていけなくなった3割の子は
中学に入っても、そのまま5割に属してしまうのは当たり前と言えば当たり前で

小学生の時に分数の計算ができなかった子、またはなんとなくできた子は
そこを何とかしない限り、中学数学ではつまずく可能性は非常に高い。
中学校では分数の計算を基礎の基礎から丁寧に教えることは非常に難しいですから。

中学は中学数学を教えるところなので、そのはるか前の時点でつまずいてしまった子は自力ではどうにもなりません。
そもそも今回、この記事を書こうと思ったきっかけが
ある塾生の言葉からでした。

「僕の前のクラスは頭がいいやつが殆どいませんでした。定期テストの合計点数が400点超えているのが俺とTくん(同じ塾生)と他に2人の4人だけです」
この発言は結構衝撃でした。

ということは、授業についていけてない子がどれくらいいるのか??
中学でついていけてない子が5割という言葉が現実的に感じられ、ちょっと怖くなりました。

「学習カリキュラムについていけなくなる」というのは、案外わかりにくい表現ですが
小学生で例えると、学校の単元テストで70点を切ったら黄色信号と考えていいと思います。
中学生なら60点、高校生なら50点が目安ではないでしょうか。
それぞれがマイナス10点の場合は間違いなく赤信号です。


もうすぐ中学生も高校生も定期テスト。
経験上、赤信号の点数をとった場合、何か策を講じなければ
次回のテストはもっとひどくなることは必至です。
積み重ね型の科目である英語数学の点数に注意してください。

次回は教育七五三のその先にある大事なことについて書こうと思います。




マイポートの小学生のテスト答案です。
いつもニコニコ答案を持ってきて報告してくれますemotion20
  

なりたい自分になるために、〇〇を変える

こんにちは。マイポートで理数を担当している山ちゃん(先生)です。

突然ですが、化物語(ばけものがたり)ってご存知ですか?
小説で人気を博して、アニメにもなった作品なんですが、最近は映画にもなっているのでご存知の方もいるかもしれません。
その作品での主人公と女の子のやり取りに、このようなやり取りがあります。

主人公「お前は何でも知ってるなぁ。」
女の子「何でもは知らないわよ。知っていることだけ(しか知らないわ)。」

このセリフがなかなか言い得ているなぁと思いまして、この話をしたいと思います。
人ってつくづく、経験した情報「だけで」出来ていますよね。

サッカーワールドカップで盛り上がっていますが、普段サッカーを観ていなくても、観ているうちに徐々に選手やルールに詳しくなっていきますが、その情報に触れなければ、知ることはありません。

冒頭に挙げた、化物語をご存知の方は、化物語を読んだり、観たりしたから、知っているけれど、知らない方は、読んだことも観たこともないから、知りません。

知っているか知らないかの差は、ただ、それを経験したかどうか、で生じています。
だから、人は、「知っていることだけしか知りようがない」のですね。

人は周りの環境によって触れた情報の影響を受けて、受けて、受けて、受け続けた結果、今のような自分になっています。
人の違いは、環境による経験の違いで生じています。
人が成長するかどうかも、環境からどのような影響を受けたのか、という事がそれに直結することは明らかですね。

となれば、どのような環境に身を置くのか、ということが、「なりたい自分になる」ためには最優先で考慮しなければならない事柄だということが分かると思います。





例えば、進学校に在籍すれば、飛び交う情報は当然、大学入試寄りの情報が飛び交いますし、周りの友達も進学を意識しているし、会話の内容も、それに伴ったものになりますので、大学入試に関する本人の意識も当然変わってきますよね。

触れる情報が違うのだから、そうなるのが自然な事です。
ただ授業内容が高度かどうか、ということだけではない、大きな影響の違いがあると思います。

例えばプロ野球選手になりたいとすれば、プロ野球選手は、日々、どんな生活をしているだろうか?ということを想像し、自分の日々の生活をそのようにする、ということをすれば、思い描いたプロ野球選手に近付くでしょう。

なりたい自分はどんな風か?を想像し、ただ、そうするだけで、それに近付いていきますね。
環境に身を置く、とは、自分からそのような状況に身を置くようにしていくということです。

理数が苦手ということも、ただ、「必要な情報に触れていない」だけなのかもしれません。
そう思う方は、必要な情報に触れるために、是非マイポートへどうぞ(笑)
環境を用意してお待ちしております。

お問い合わせはこちらまで。
0577-77-9148
  

勉強とセルフイメージ

こんにちは
マイポートで数学と理科を担当させていただいています、山ちゃん(先生)こと、山﨑です。



さて、前々回の記事で、私は数学が好きだとお話しさせていただきましたが、今日はそのきっかけについてお話しさせていただきます。

うちには、じいちゃんがいました。私はそもそもじいちゃんが好きだったのですが、そのじいちゃんが私が小学校1年生の頃に言ったのです。
「男の子は算数と理科が得意なもんだ。」と。
単純な事に、私はそれで、算数と理科が得意になりました。(笑)

女の子に、算数や理科の点数で負けたら恥ずかしい。
算数や理科が出来ると、男らしくてカッコいい。
無意識のどこかで、そんな風に思っていたような気がしますが、そんなことで、私は「算数や理科が得意な自分」というセルフイメージを手に入れたのでした。

セルフイメージとは、自分が自分の事をどのように思っているか?というもので、
脳科学的には、ヒトはどんどんセルフイメージ通りの人格に近付いていくと言われています。

自分を優しいと思っていれば、優しい人になるし、
自分を賢いと思っていれば、賢い人になるということです。

そんなじいちゃんの何気ない一言で、私は数学や理科が得意なセルフイメージを手に入れたのでした。
実際、私は中学校卒業まで、テスト勉強で数学の対策をしたことはありません。
学校の数学の授業だけで、数学の学習が完結してしまっていたのです。
(テスト期間は、苦手な社会と英語にほとんど使っていましたw)
それでも100点もしくはそれに近い点数を毎回取っていました。

子どもの周りの大人が、子どもの事をどのように見ているのかが、いかに子どもに影響を与えているか、よく分かる事例だと思います。

大人の声掛け一つで、子どもの人生は良くも悪くも左右されてしまうことを、重々意識して接していきたいですね。

次回は、数学や理科で、少ない学習時間で大きく成果を上げるコツについてお話させて頂きます。

マイポートでは、7月より、理数道場を開講いたします。山ちゃん(先生)が担当します。

お問い合わせはこちらまで。

0577-77ー9148  

英検満点合格!

こんにちは学習塾マイポートの塾長平野です。
皆さんは春休みにどこかに行かれましたか?
私はこの前の土日に息子と金沢へ二人旅に行ってまいりました。

旅の途中で観た映画『リメンバーミー』。
予想をはるかに上回りとてもいい映画でした。
親子二人で最後は泣いちまいましたよ(T_T)
ディズニー映画の中でマイベストです。
皆さんもよかったら是非。
ハンカチは必携ですよ。


さて、今日はブログに載せようと思ってなかなか更新できなかった嬉しい報告を。
このブログをご覧の保護者のお子さんのなかには
英語検定に興味がある子が多いと思います。

マイポートでは昨年末に本格的な英検講座を開講いたしました。
結果、おかげさまで受験者4名全員が合格!

なかでもビックリ、そして嬉しかったのが
5級を受けた中学1年のTくんが
なんと満点合格!!

私の長い講師生活の中でも英検で満点合格というのは初めてです。
協会から認定証と満点記念バッジが贈られたそうです。
めったにお目にかかれるものではないので写真をとらせてもらいました。
Tくんにはこれを励みにして
英語の力を更に伸ばしていってもらいたいと思います。
Tくん満点合格おめでとう!!




ところで、マイポートは中学高校も全教科の授業に対応していますが
なかでも塾長平野の得意とする指導科目は英語です。
正直、英語を専門に大学で学んだわけではないですが
英語が不得意な子のツボを押さえるのがすごく得意なのです。

暗記英語ではなく、理屈で理解する英語を伝えるので
偏差値40台であえいでいる高校生には
抜群の効果を発揮します。
もちろん中学生も。

ただ、私でも伸ばせない場合もあります。
・脳の機能特性上、単語が暗記できない
・宿題をやらない
・覚えるべきことをしっかり覚えようとしない
以上のお子さんは私でも無理です。
そうでなければ、『お任せください!!』と胸を張って言えます。

英語が苦手なお子さんは是非、マイポートにご相談ください。
伸ばす自信あります!!




  

土壇場で伸びる子

ついに岐阜県公立高校入試まで1カ月を切りましたね。
学習塾マイポートの塾長平野です。


1カ月前は救急車で運ばれたいへんご心配をおかけしました。
おかげさまで日常生活と仕事には何の差し障りもないほどに回復しました。
元気に入試対策と学年末テスト対策で忙しくさせてもらっています!


さて、今日はマイポートで伸びる子の特徴
『こんなお子さんはマイポートに向いている!』
というお話を書いてみます。


昨年末に中3の受験生が4名ほど駆け込み的に入塾してくれました。
例年ならこの時期の入塾はお断りしていますが
今年は中3生の人数に余裕があったので、引き受けました。


12月からのスタートなので
こなさなければならないテキストの量はとんでもないです。
あんまり危機感のないお子さんだったらこなすのは無理だと思います。
なので、本当にやる気があり、危機感があるお子さんじゃないと
マイポートで土壇場になってのスタートは厳しいです。


で、土壇場入塾の生徒たちは冬期講習を経て
今どうなっているかというと。。。

斐太高校をねらっている2名は
英数はもともと通っている塾で習っていて
点数が取れない理社国をなんとかしたいというオファーでした。
一人は数学もマイポートで。

結果、2名とも驚異的な伸びを見せてくれました。
学年末テストでも実力テストでも今までとったことのない点数をたたき出しました!

毎回40点前後だった理社が80点台に。
苦手だった数学で96点!!
国語も過去問では安定して80点以上がとれるように。

『マイポートに来て良かった!』とニコニコ顔の二人です。


そしてもう2名は高山高校志望。
この2名はたいへんでした。
学習習慣が全くついておらず
何かをやりきる感覚がない。。。


しかし!時には熱く、時には優しくさとし。
なかなかうまくいかない状態もありましたが
今では入塾前とは別人のような実力をみにつけています。
この二人も学年末試験では今までとったことのない点数をとって
とっても喜んでいました。



というわけで、今のところかなり伸びた4人ですが
受験に絶対はありません。
最後の最後までやるべきことをやりきったという自信をもって
試験に臨めるようサポートしていこうと思います。


さて、爆発的に伸びたこの4名。
共通していることは。。。


『素直に指示に従ってくれたこと』に尽きます。


本当は指示をしなくても自分で考えて勉強をすすめられることが
マイポートの目指す姿です。
しかし、この土壇場では正直時間が足りません。

ですので、私の経験から一番効果のでる勉強方法を指示しています。
この時期の指示なので本当はすごくしんどいはずです。
でも危機感がある子は辛くてもやってきます。
やってこれないときは叱られます。
でも、伸びる子はその次はしっかりやってきます。

この時期にマイポートで身に付けた学習習慣と学習方法は
きっと一生使える財産になるはずです。
高校でもさらに伸びていくと思います。


正直に書いておきます。
マイポートでもなかなか伸びない子もいます。


あいさつができない子
人の顔を見て話ができない子
宿題をやらない子
ごまかす子
返事ができない子


こういうお子さんは私も手を焼きます。
でも、どこの塾に行っても難しいかもしれませんね。


塾探しのお母さん!
素直で、大人との会話が普通にできるお子さんなら
迷わずマイポートに来てください。
きっとびっくりするくらい伸びますよ(*^_^*)











  

勉強は教えてもらうもの?

明けましておめでとうございます。
昨年は4月に教室を移転してのリニューアルを行いました。

おかげさまで高山にUターンして以来最高の入塾者に恵まれ
嬉しい悲鳴をあげながら忙しくお仕事をさせて頂きました。
心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

さて、マイポートでは問合せの保護者さんに
『マイポートではネットで予備校の動画を見て学習します』と説明します。

すると中にはものすごく不安な顔をする方がよくいらっしゃいます。
お気持ちよ〜くわかります。

親である私たちの勉強に対する固定概念には以下のようなものがあります。

勉強は先生に教えてもらうもの。
点数は先生にあげてもらうもの。
分からないところは先生に教えてもらうもの。
できないことはできるようにしてもらうもの。


このような価値観が強いと
ネット動画を利用した学習ではこの価値観からくる不安を払拭することは難しいかもしれませんね。

私はこの『先生に○○してもらう』という価値観を否定はしません。
そういう不安を満たすための塾はたくさんあると思います。
そして、そんな塾も否定はしません。
実際のところ、そういう塾の先生として長い間『教えて』きましたし。。。

ここであらためて想像してください。
幼少期から10代の大半を
困ったときは『先生に○○してもらう』という価値観にどっぷり浸かったまま過ごしたとしたら。
はたしてその本人はその後、人生を切り開く力をどうやって培っていけばいいのでしょう。

でも、こうは考えられないでしょうか?

勉強は自分で学ぶもの。
点数は自分であげるもの。
分からないところは自分で調べるもの。
できないことはできるようにするもの。

さらに言えば
勉強を人生と夢に置き換え

人生は自分で切り開くもの
夢は自分で叶えるもの


というように考えれば、子どものうちから勉強を通して
自分で学ぶ力を培っていくことは
将来、本当に必要になる『自分の人生を思い通りにする力』を培うことにつながると思うのです。

つまり、学習塾マイポートは学習、受験を通して将来必要になる力を育てる塾なのです。

学習動画が全てではなく、その動画をどう使うか
成果をあげる勉強法とはなにか
どうしたら目標を達成できるか

そんなことをコーチしていく学習塾です。

ちょっと強い表現をしますね。

教える事は依存を生みます。
誰かに依存しているかぎり夢の実現は極めて難しい。


マイポートは依存によって点数をあげるのではなく
自らの力で点数をあげていく生徒を育てたいと考えます。

塾の先生に依存して『出来るようにしてもらう』のもいいですが
不安を手放して我が子の力を信じるのもいいかもしれませんよ。

今年もマイポートはそんな勇気ある保護者さんのお問い合わせをお待ちしています。
今年もよろしくお願いします。








  

不可能というおもいこみ

塾長の平野です。
久しぶりに心理っぽい記事を書いてみます。

突然ですが
文庫本を数十秒で読了する自分を想像できますか?
大概の人はできるわけない!って思いますよね。

でも、速読のレッスンを続けていくとそれが本当にできてしまうんです。
何度もレッスンを続けてできるようになる人もいれば
そんなに回数をこなさなくてもできるようになる人もいる。

何があれば人はそんな一見不可能のようなことができるようになるのか。
出来る人、またはすぐにできるようになる人と出来ない人との違いは何なのでしょう。

それは【できると自分を信じることができるか】だと思います。

私たちは子どもの頃は無限の可能性を秘めた存在でした。
ところが年を経るにつれてその可能性に
少しずつ【私はだいたいこんなもの】というように
自分の可能性にブロックという枠で囲います。

たいがいそのブロックには根拠はありません。
思い込みなんです。
そもそも人は完全な存在ですから。

一体、そのブロックはどこからやってくるのか

社会や学校の価値観であったり
親や身近にいる者からの評価だったりします。

実は自分を限定するブロックというものは
自分で自分に最初はかけることはできません。
もともと人は無限の可能性を秘めた存在ですから。

人は他者との関わりの中で否応無しに自分に対する評価をとりこみ
他者からみた自分をこんな存在であると、認識していくのです。

その意味でいうと個人にブロックをかける最も影響を与える存在は
親が一番となります。

親の子に対する日常の言葉はどんな催眠よりも、呪文よりも
恐ろしいほどの効果を発揮します。

簡単に言えば
いつも子どもに『お前は馬鹿だ』と言えば馬鹿に育っていくし
『お前はやさしい』と言えば優しい子に育っていくのです。

自分が自分をどう思うかは
子どもにとって親が自分をどう思っているかに等しいわけです。
子どもは社会的な存在として客観的に自分をみつめることはできませんから。

もともと自分のことをダメな存在。出来のわるい存在と思う子どもはいません。
いるとしたらそれはその親がその子どもにそう思わせているといってもいいのです。

このことを速読に置き換えて考えてみましょう。

本当は誰もが常識では不可能と言われるようなスピードで本を読むことができるのです。
けれど、世間一般の価値観、常識でいうとできるわけがありません。
この価値観を信じ続ける限り速読は上達しません。(ある程度は上達します)

実際、大人よりも低学年の方が爆発的に速読の上達スピードがあがります。
大人の方が上達するのに時間を要することが多いのです。
子どもの方が速読に対する価値観、偏見がないからですね。

ですので、私が速読レッスンで重視するのは『不可能という思い込み』を崩すことです。
『不可能を可能にしてもいいんだ』という許可を自分に与えるよう仕向けていくのです。
速読は単に本を読むことが早くなるだけではないのです。
自分の可能性の扉を開くことに繋がっているので
思いもよらない副産物がたくさん生まれてくるのです。

そういう意味でいうと、勉強も同じです。
自分のことを価値ある人間と信じていれば
自分にとって価値のある勉強ができ、結果もついてくる。

反対に自分は価値のない人間と信じていれば
勉強をしても価値のない結果がついてくるのです。

さて、この記事を読んでドキッとしてませんか?
あなたのお子さんへの言葉がけは勇気ややる気や幸せを感じさせるようなものになっていますか?
それとも呪縛や呪いになっていませんか??

親の言葉で子どもは変わりますよ。
この記事を読んでドキッとした方、不安になってきた方
子育ての悩みもマイポートの平野にお任せくださいね。











  

新システム好評です

マイポート塾長の平野です。

怒濤の引っ越しからの新教室オープン&新システム導入で目が回るほどの忙しい一週間でした。

このジェットコースターに乗っているような走りながら考える感は
社会人1年目の予備校勤務時代を思い起こさせます。

あのころは『この忙しさと過酷さに耐えられればどんな仕事だってできる!』と思ったくらい本当にキツかった。


そのおかげで今のこの状況もなんとかやっていけてます。
辛い経験もこうして活かされるものですね〜


でも、いろんなことが後手にまわっていろんな方にご迷惑をおかけしています。

申し訳ありませんface17
もう少しで落ち着きますので、温かい目で見守って頂けるとありがたいです。


さて、市進予備校のオンライン授業をこの移転を機に導入しました。私の想像していた以上に生徒たちの反応が良いですface01


本当は得意な英語を教えたいところですが
予備校、大手塾勤務時代にいろんな講師の授業をみてきた
私が見てもなかなか分かり易い授業をしてくれます。

安心して任せられる授業内容でした。


数学は各自の苦手単元を受講してもらっていますが
今までわからなかったことを市進の精鋭講師陣が
上手に解説してくれるのでみんなすっきり理解で
いい顔してくれているのが嬉しいです。




この春はオンライン授業中心でおこなっています。
通常授業では受講するだけでなく、理解したことが定着するように
演習を徹底的にしてもらおうと考えています。


新体制では講師が授業を教える部分は質の高い
オンライン授業の力を借り、講師は教える事よりも
計画や演習の徹底に力を注いでいく予定です。


結局、勉強というものは誰に教わったかよりも
どれだけ演習したかによるところが大きいものですから。


① 分かり易い授業で理解し

② できるようになるまで演習し

③ 覚えなくてはならないことは覚えきる

④ 上の3つを計画的に実行する

⑤ しかも自主的に


新生マイポートはこの5つの柱をもとにして、生徒の夢や目標を実現していきます。



まだまだ席に余裕があります。
4月は入塾金15000円が無料です!
春休みが終わっても1週間の無料体験は受付ますのでお気軽にお問い合わせください。


電話番号 0577−77ー9148 (塾長 平野が承ります)


  

大リニューアルします

学習塾マイポートの塾長平野です。


いよいよ岐阜県公立高校入試が迫ってきました。

今年は中3生14名が受験を迎え、その中で半分が西高校に早くも合格しました。

残りが公立高校入試に臨みますが、倍率がうまいこと落ち着き厳しい入試になるのが2名のみ。

なんとか希望通りの花を咲かせてもらいたいものです。


さて、今年度までのマイポートは速読に力をいれて

新規の入塾者を大きく募集するのを控えてきました。

というのも、来年度4月からシステムの大きな変更を考えていたからです。


そして今日、やっとことさ来年度の体制が固まってきたのでここに発表したいと思います。


3つの大きなリニューアル


① 教室を移転します!
 
  今より大きな教室に移転し、新進気鋭の若手設計士さんにお願いして素敵な外観、内装の教室に生まれ変わります。
  大人が速読に通っても満足感を味わってもらえるような素敵な空間を造ります。
  場所は現教室から歩いて5分ほどになります。


② 高校部を本格的に始めます!

  首都圏の大手予備校のオンライン授業を中学生のお子さんを塾に通わせるレベルの授業料で提供します。
  
③ 中学部にもハイクオリティなオンライン授業を提供します!
  
  市進学院のウイングベーシックというオンライン授業です。授業の質と豊富な科目数は凄いです。


以上が大きなリニューアル点です。

来るべき2020年の大学入試の大改革に対応できる生徒を育てる!このことがリニューアルのテーマでもあります。


今までの学習は受け身で一方的。

勉強は塾に、大人になんとかしてもらうもの。

そんな考えが一般的だと思います。


そうではなく

コンピューターやIT、などをつかいこなし自分で学習していく姿勢。

このことがまず求められる時代になっていきます。


教えてもらわないと動けないお子さんはこれから厳しい時代を迎えます。




マイポートは快適な環境とシステムを生徒に提供し

自ら学ぶ姿勢をコーチングなどを用いてバックアップしていく塾に変化していきます。


2020年に大学入試制度がどう変わろうとも

我が子が自分の進路を自ら切り開けるように育って欲しいとは思いませんか?


わからなければ自分で動く!自分で問題解決に向けて動ける!

そんなお子さんをマイポートは育てていきたいと本気で考えています。


どうぞご期待ください!!








  
  

センター試験その後

数年ぶりに息子とスキーに行き、全身筋肉痛の塾長平野です。


前回の記事『センター試験がなくなります』にはたくさんの方に閲覧して頂いたようです。

やはり、センター試験が無くなるってインパクトありますよね。


さて、今回はもう少し詳しく具体的に掘り下げてご紹介することにしましょう。

今後の大学入試改革以降、センター試験廃止に伴い実施される試験2つあります。


基礎的学習の達成度を把握する「高等学校基礎学力テスト(仮称)」

センター試験に変わる2次試験レベルの難易度の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の2種類です。


まず1つめの「基礎学力テスト」は高校段階で身につけるべき基礎学力を確実に育成しようという高校教育改革の一端を担うテストといえます。

2019年度からスタートされますが、2022年度までは「基礎学力テスト」を大学入学者選抜に利用しないとされています。

イメージ的には高1,2の時点でそれまでの学習内容がどの程度理解できているかを測る『まとめのテスト』ぐらいに考えていいと思います。

形式は具体的に明らかにされていませんが、現行の知識、技能を問うテストに近いものらしいです。

今はそれほどマークしなくてもいいかもしれませんが、今後の高校生の受験に対する意識は完全に変わるでしょうね。



そして2つ目の「大学入学希望者学力評価テスト」はセンター試験に代わるものとして考えてください。

センター試験は2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、翌年度の大学入学者選抜からは「評価テスト」が活用される予定です。

現在、中2以下のお子さんをもつ親さんが特に注意をしていかなくてはならないのがこの「評価テスト」です。

なぜなら、今までの学校や塾で進められきた「知識・技能」を高める学習内容、学習システム、勉強法だけでは通用しなくなるのがこの「評価テスト」だからです。

「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するという考えがベースにあるので、その「思考力・判断力・表現力」をいかにして養い、身に付けていくのか。

そのことが今後の公立学校、既存の学習塾につきつけられた大きな課題となっていくのは避けられません。

もちろん、お子さん本人と親さんの新たな課題でもあります。



一般に「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する問題を多く出題すると、テストの難易度は上がります。

今行われている公立中高、学習塾で勧められる暗記・練習反復のスタイルは通用しなくなるわけです。



では具体的にどんな問題に対応していかなくてはならないのか??


ちなみに下の写真をご覧ください。




’15年1月に順天堂大学医学部の入試で出された問題。たった一枚の写真(右)を見せられ、次のような設問がありました。

『キングス・クロス駅の写真です。あなたの感じるところを800字以内で述べなさい』

この問題には、旧来型の入試問題とはちがって模範解答がありません。

’20年に大学入試改革が行われると、こうした設問が主流になるかもしれないと言う識者は少なくないようです。


どうですか?

私たちが経験してきた公教育、学習塾はこのままでこのような問題に対応できるのでしょうか??

教育関係者だけでなく、私たち親の意識も大きく変える必要があると思いませんか??