センター試験その後
数年ぶりに息子とスキーに行き、全身筋肉痛の塾長平野です。
前回の記事『センター試験がなくなります』にはたくさんの方に閲覧して頂いたようです。
やはり、センター試験が無くなるってインパクトありますよね。
さて、今回はもう少し詳しく具体的に掘り下げてご紹介することにしましょう。
今後の大学入試改革以降、センター試験廃止に伴い実施される試験2つあります。
基礎的学習の達成度を把握する「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と
センター試験に変わる2次試験レベルの難易度の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の2種類です。
まず1つめの「基礎学力テスト」は高校段階で身につけるべき基礎学力を確実に育成しようという高校教育改革の一端を担うテストといえます。
2019年度からスタートされますが、2022年度までは「基礎学力テスト」を大学入学者選抜に利用しないとされています。
イメージ的には高1,2の時点でそれまでの学習内容がどの程度理解できているかを測る『まとめのテスト』ぐらいに考えていいと思います。
形式は具体的に明らかにされていませんが、現行の知識、技能を問うテストに近いものらしいです。
今はそれほどマークしなくてもいいかもしれませんが、今後の高校生の受験に対する意識は完全に変わるでしょうね。
そして2つ目の「大学入学希望者学力評価テスト」はセンター試験に代わるものとして考えてください。
センター試験は2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、翌年度の大学入学者選抜からは「評価テスト」が活用される予定です。
現在、中2以下のお子さんをもつ親さんが特に注意をしていかなくてはならないのがこの「評価テスト」です。
なぜなら、今までの学校や塾で進められきた「知識・技能」を高める学習内容、学習システム、勉強法だけでは通用しなくなるのがこの「評価テスト」だからです。
「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するという考えがベースにあるので、その「思考力・判断力・表現力」をいかにして養い、身に付けていくのか。
そのことが今後の公立学校、既存の学習塾につきつけられた大きな課題となっていくのは避けられません。
もちろん、お子さん本人と親さんの新たな課題でもあります。
一般に「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する問題を多く出題すると、テストの難易度は上がります。
今行われている公立中高、学習塾で勧められる暗記・練習反復のスタイルは通用しなくなるわけです。
では具体的にどんな問題に対応していかなくてはならないのか??
ちなみに下の写真をご覧ください。

’15年1月に順天堂大学医学部の入試で出された問題。たった一枚の写真(右)を見せられ、次のような設問がありました。
『キングス・クロス駅の写真です。あなたの感じるところを800字以内で述べなさい』
この問題には、旧来型の入試問題とはちがって模範解答がありません。
’20年に大学入試改革が行われると、こうした設問が主流になるかもしれないと言う識者は少なくないようです。
どうですか?
私たちが経験してきた公教育、学習塾はこのままでこのような問題に対応できるのでしょうか??
教育関係者だけでなく、私たち親の意識も大きく変える必要があると思いませんか??
前回の記事『センター試験がなくなります』にはたくさんの方に閲覧して頂いたようです。
やはり、センター試験が無くなるってインパクトありますよね。
さて、今回はもう少し詳しく具体的に掘り下げてご紹介することにしましょう。
今後の大学入試改革以降、センター試験廃止に伴い実施される試験2つあります。
基礎的学習の達成度を把握する「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と
センター試験に変わる2次試験レベルの難易度の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の2種類です。
まず1つめの「基礎学力テスト」は高校段階で身につけるべき基礎学力を確実に育成しようという高校教育改革の一端を担うテストといえます。
2019年度からスタートされますが、2022年度までは「基礎学力テスト」を大学入学者選抜に利用しないとされています。
イメージ的には高1,2の時点でそれまでの学習内容がどの程度理解できているかを測る『まとめのテスト』ぐらいに考えていいと思います。
形式は具体的に明らかにされていませんが、現行の知識、技能を問うテストに近いものらしいです。
今はそれほどマークしなくてもいいかもしれませんが、今後の高校生の受験に対する意識は完全に変わるでしょうね。
そして2つ目の「大学入学希望者学力評価テスト」はセンター試験に代わるものとして考えてください。
センター試験は2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、翌年度の大学入学者選抜からは「評価テスト」が活用される予定です。
現在、中2以下のお子さんをもつ親さんが特に注意をしていかなくてはならないのがこの「評価テスト」です。
なぜなら、今までの学校や塾で進められきた「知識・技能」を高める学習内容、学習システム、勉強法だけでは通用しなくなるのがこの「評価テスト」だからです。
「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するという考えがベースにあるので、その「思考力・判断力・表現力」をいかにして養い、身に付けていくのか。
そのことが今後の公立学校、既存の学習塾につきつけられた大きな課題となっていくのは避けられません。
もちろん、お子さん本人と親さんの新たな課題でもあります。
一般に「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する問題を多く出題すると、テストの難易度は上がります。
今行われている公立中高、学習塾で勧められる暗記・練習反復のスタイルは通用しなくなるわけです。
では具体的にどんな問題に対応していかなくてはならないのか??
ちなみに下の写真をご覧ください。

’15年1月に順天堂大学医学部の入試で出された問題。たった一枚の写真(右)を見せられ、次のような設問がありました。
『キングス・クロス駅の写真です。あなたの感じるところを800字以内で述べなさい』
この問題には、旧来型の入試問題とはちがって模範解答がありません。
’20年に大学入試改革が行われると、こうした設問が主流になるかもしれないと言う識者は少なくないようです。
どうですか?
私たちが経験してきた公教育、学習塾はこのままでこのような問題に対応できるのでしょうか??
教育関係者だけでなく、私たち親の意識も大きく変える必要があると思いませんか??
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