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数学の勉強で伸ばすべき力とは?

こんにちは 理数担当山ちゃんです。

今日はある中2の生徒とのやり取りから感じたことを紹介したいと思います。

その子はとても頑張り屋さんで、前回の関数の単元の数学のテストでも満点近く取っていましたが、次の図形の単元の角度を求めるのに苦労しているようでした。他の単元に比べると、図形は多少苦手なようです。
とりわけ最後の問題で、それまでよりも多少難易度の高い問題が、1問だけどうしても解けなくて、うんうんと頭を悩ませていました。関連する角度も求めることが出来ていて、あと一歩というところでした。
私は「いい感じに来てるよ、がんばれ!」と伝えて見守っていました。
かなりの時間を問題と格闘して、「あぁ、時間かかってしまったな」という表情をしていた(ように見えた)ので、
「今考えた時間は、一見無駄な時間に見えるかもしれないけれど、実は想像力や思考力を育てるのに大切な時間だからね。ちゃんと育ってるはずだから、その調子でがんばってね」と声を掛けました。
ほっとした表情で「はい!」と元気に返してくれました。

そんな折、偶然見かけた動画で、かの有名なアインシュタインの言葉が紹介されていました。
「知識より大切なのは創造力だ。知識には限界があるが、創造力は世界を覆う。」
原理原則 トーラス


アインシュタインの創造力は彼の言葉通り世界を覆うほどに優れたものだったのでしょう。我々の想像力はとても及ばないかもしれませんが、数学や科学を学ぼうというときには、この言葉は参考にするべきところが大きいと私は感じます。

知識の限界を超えるには、知識の枠からはみ出しうる想像力や思考力が必要です。
よく模擬試験などで応用問題が解けない、という例がありますが、それは知識に頼った学習をしていることが原因ではないかと思います。
知識に頼った学習では、今までに学んだ知識の中にない問題は解くことが出来ません。
「知らない、けど、想像して考えたら、分かる」人にしか、初見の問題は解けません。

根本原理や定義などの最低限の知識を、想像力を使って活用していくようなスタイルで数学に取り組むことが理想的なのではないかと思います。
これからも「何故そうなるのか?」を原理原則に基づいて指導していこうと思います。
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