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中学生から始める大学受験対策 – 早期の高校数学学習のススメ

こんにちは。マイポートの理数担当山ちゃんです。
今回は中学生向けに、大学受験の実態について早めに知っておいてほしいことを書きました。
この記事が学習意欲に繋がれば幸いです。
早期の高校数学学習のススメ

高校数学の学習量は想像以上に多い



高校数学の学習量は非常に多く、その負担は共通テストへの移行に伴い年々増しています。
高校数学の中でも特に理系ならば避けて通れない数学Ⅲの難易度はかなり高く、身に着くまでに膨大な時間がかかります。かといって、浪人などしないかぎり、大学受験にかけられる時間を物理的にひき伸ばすことはできません。

飛騨地域には中高一貫の私立中学などがなく、知らない方も多いかもしれませんが、
都会の中高一貫の私立中学では、大学受験対策を考慮して、中学3年生までに高校1年生の範囲を終わらせるペースで進める学校もあります。こうした早い学習進度は、高校3年生の1年間を大学受験の対策に集中するための準備です。

全国規模のライバルを意識する重要性



さらに、大学受験ともなれば、同じ都道府県内の生徒だけでなく、全国の同級生たちがライバルになります。すでに高校数学に取り組んでいる同級生がいるということを知り、そうした環境で学んでいるライバルがいることをまずは知ることが大切です。この記事を書いたのは、この現実を知ってもらい、後悔のないように今のうちからしっかりと準備を始めてほしいからです。

早期の高校数学学習のメリット


このような背景を踏まえて、学習塾マイポートでは、中学生にも大学受験を見据えた早期の準備として、高校数学の予習を進めることを勧めています。早めに高校内容に触れることで、将来の受験対策がスムーズに進むことを目指しています。

個々に合わせた柔軟なサポート



ただし、すべての生徒の学習が同じペースで進むわけではありません。学習の進度には個人差があるため、無理に全員に同じ内容を押し付けることはありません。生徒一人ひとりの理解度や目標に応じて、最適なペースで学習を進めていきます。

意識の高い生徒には先を進める機会を提供



特に、大学受験を自分事として捉え、強い意識を持っている生徒の中には、1学年先の内容に取り組んでいる生徒もいます。
通塾中の生徒では、中3生のうち3人が高校数学に取り組んでいて、中2生のうち2人が既に中2の範囲を終えて中3数学に取り組んでいます。
また、いずれの生徒も、定期テストでは満点含め、90点以上か、それに準ずる点数を取っています。
そうした生徒は、自分のペースで着実に進めることで、余裕を持って受験に臨むことが可能になります。


未来への選択肢を広げるために



マイポートでは、意欲のある生徒に対して、最適なサポートを行い、目標に向かって力強く進んでいける環境を提供しています。高校数学に早くから触れることで、将来の選択肢を広げ、より自信を持って大学受験に挑戦しましょう。

お問い合わせはこちら。
0577-77-9148  

目標が決まってもやる気が出ない理由

マイポート理数担当山ちゃんです。

志望する大学などの進路が決まらないと、「どのくらい出来るようにならなければいけないのか」や「そもそも学習しなければならない科目」が特定できないので、進路をどうするのか?どうしたいのか?というのはいつも生徒と話しています。

目標が決まったら、「よし、やるぞ!」とやる気も湧いてきて、勉強も捗るようになります!
・・・。と言いたいところなのですが、実際にはそうとも限りません。

今日は目標の決め方や、やりたいことについて少し深くお話したいと思います。

うまくいかない例として、私の昔話をします。
保育園の頃からファミコンが好きで、中学で先生の影響で音楽が好きになり、高校から吹奏楽部でトランペットを始め、大学では全日本吹奏楽コンクールで全国大会出場。
好きな事の掛け合わせでゲーム音楽クリエイターになりたい!
と、大学卒業と共に作曲の専門学校に通って勉強しました。
一見、良さそうなのですが、「作曲家になりたい」けど「作曲したことない」ってかなりいびつですよねw

これ、感覚として、「肩書として作曲家の地位につきたい」って感じになってしまっているのですね。ギターが弾きたいんじゃなくて異性にモテたくてギター始める高校生、みたいな。

作曲家になるような人って、そもそも作曲やってみて、どうしても表現したい音楽とかメロディーとかがあったり、なんか作るのが面白いから夢中になって曲作って、そのうち、だんだんそれが上手くなって、気付いたら作曲出来るようになってる、ようなものだと思うのです。

「個別具体的なやりたいこと」が先にあって、それを実現するために創意工夫して、やれることやって、足りないことは勉強して、練習して、夢中になってたら出来ないことがだんだん出来るようになって・・・。
そんな事の繰り返しの先に、なんだか好きなことが仕事になるレベルになってる。

まずやりたいことがあって、「その実現のために必要だから勉強する」となったときの勉強の面白さといったら!これに勝るものはないのではないでしょうか。

進路選択を迫られる学年、時期になって、何か決めないといけないから仕方なく決めた目標は、目標に向かってがんばる気持ちを生んではくれません。
「目標さえ決まればそれに向けて頑張れる」というのは誤解です。

やりたいことは本当は目の前にあって、だけど現状と見比べて「無理かも」って蓋をしてしまうことから見えなくなってしまうのかもしれません。
それに対して、「どうやったら実現可能なのか?」と考えて、策を練って考えていくことが、充実した日々を作るのではないでしょうか?



さて、現在の私は、生徒たちが「勉強面白い!」って夢中になる教室をデザインすることに夢中で取り組んでおります。
生徒が安心して取り組めること(自由に発想を表現していい)
教えることよりも生徒から出てきたアイデアを大切にすること(よく話を聞くこと)
生徒が自分で考えるために必要な基礎知識を、根本から丁寧に伝えること(自分で考える土台になる基本は、確実に丁寧に)
それ以外にも、より良い環境になるにはどうしたらいいか、何かないか、日々考え、リサーチしております。

生徒のみんなには、今の勉強はもちろんのこと、将来働くときにも、充実感を感じながら働いて欲しいなぁと心から思う今日この頃です。  

解き方ではなく理由を学ぶべし

こんにちは。山ちゃんです。
次に書くのは、昨日、私が小学校5年生の男の子に投げかけた質問です。あなたは答えられますか?
「長方形(正方形)の面積を求めるのは・・・「たて×よこ」ですが、どうして長方形の面積は「たて×よこ」で求めることが出来るのでしょうか?」

この質問を投げかけられると、多くの子は面食らいます。
「面積はたて×よこ‼(ドヤァ)」でそれ以上突っ込まれたことがないからです。
学校の問題では、面積を求められれば〇をもらえて、「公式を暗記できていればそれでよし」とされてきたにも関わらず、急にそれだけでは物足りないと言い始める先生が出てくるのですから、面食らうのも当然かもしれません。

しかし、そもそも私の投げかけた質問は、面積がどうして「たて×よこ」で求められるのか?を勉強したときに、一番最初に学習したことなのです。
ですが、多くの子はその理由を奇麗に忘れ去り、「方法」だけ覚えている状態になります。

私は公式だけ覚えていればそれでよしとはしません。
それだけ覚えていれば解ける(点が取れる)のだからいいじゃないかと思われるかもしれませんが、理由を知らないと色々弊害が生まれてくると私は考えています。


その弊害を一言で言えば、生徒に理由を尋ねたとき、「そう教わったから」としか言えない子になってしまうことです。
「そう教わったから」としか答えられない子は、理由を考えることをやめてしまったことで、自分で考えることが出来なくなってしまいます。
面積を求めるのになぜ「たて×よこ」で求められるのかが分からなければ、当然、体積を求めるのになぜ「たて×よこ×高さ」で求められるのかも分からないでしょうし、密度が重さ÷体積で求まり、それが一体何を意味しているのか、分からなくなっていくのではないでしょうか。
一つ一つ丁寧に、なぜそうなるのかを把握して積み重ねて学習している人と、「そう教わったからそうなのだ」と鵜呑みにしてしまって理由を積み重ねていない人の差が、自分で考えることが出来るか、教わったことしかできないか、の差を生んでいると思うのです。

ちなみに冒頭の質問の答えは、「長方形の中に入る1㎠のマスの数を数えているから」です。
広さの基準となる1あたりの量を考えるとスッキリ理解できますね。
私に質問された男の子は、「あぁ!だから体積は高さも掛けるんだね!」と説明せずとも体積のことまで理解していました。根本を理解すると似た事柄の学習も進みますね。

そんなわけで、私は問題が解けるかどうか、ではなく、理由が分かったかどうか、を判断基準にして学習することをおススメします。

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なぜ高校になると数学ができなくなるのか??

学習塾マイポートの塾長平野です。
みなさんの周りで、中学の時は数学のテストの点数がよかったけれど、高校に入って数学がわからなくなって苦手になってしまうお子さんいませんか?
なぜ高校になると数学ができなくなるのか?? 内容が難しくなるから? それだと、生徒みんなが数学ができなくなってしまいますね。 出来る子は高校数学になっても出来ます。
今回の記事はマイポートの山崎が 『なぜ高校になると数学ができなくなるのか』について言及しますのでぜひ興味のある方はご覧ください!

寒くなり始めましたね。季節の変わり目は体調に気を付けたいですね。山ちゃんです。

昨日、生徒が数学のことで疑問に思って数学の先生に質問したら、「そんなこと知らなくていいから。公式を覚えて代入できるようになれば答えが出せるから公式を覚えろ」と言われて、ムカついた。という話を聞かせてくれました。
私も高校1年生の時、数学の先生に同じような対応をされて、大好きだった数学に対する興味関心が一気に薄れてやる気をなくし、その先生のことが大嫌いになって、数学の授業中、話を聞きたくなくなってしまった経験をしました。

みなさんはそんな経験ありませんか?

数学の問題の解答を書くことが出来ることと、数学の解法の意味が理解できていることは、似ているようで全く違う事柄です。
ただ解答を書くのは、答えを暗記したり手順を覚えれば可能ですが、それは理解とは言えません。そういう解き方を覚えてしまうと、数学がただの作業になってしまって、面白くなくなってしまうのではないかと思っています。ただの作業には「自分の主張が入り込む余地がない」のです。

公式暗記型の数学で問題を解くのは、解法を考えたのは「どこかのだれか」であり、よく分からないけどそれを借りてきてただ作業しているに等しい行為です。
理解してないけど答案を書いたとき湧いてくる感情は、「うそをついたときの罪悪感」のような感情です。本当は分かっていないことを自分が一番分かっている。だからこそ、解けても嬉しくありません。罪悪感が増すばかり。〇をもらっても褒められても、うそをついて騙してそれを得たような気持ちになってしまい、気持ちよくありません。
これでは数学が好きになるわけがありません。

一方、公式の成り立ちなどを理解し、自分で考えて記述した解答には、「自分はこう思う!」という主張が込められているので、正解か不正解かとても気になるものです。自分の主張が込められているので、正解しようものならテンションが上がります。「出来た!」という喜びと、自分で出来ることが増えたことで成長も感じられます。それが自信にも繋がります。

私は数学は是非とも自分で考えて解いてほしいと思っています。
自分の力で苦労して辿り着いた答えだからこそ、喜びも一層感じられるものではないでしょうか。



数学が好きでないという人は、それをしていないから楽しさが感じられないのではないかなと思います。

けれど、冒頭で言ったように、その喜びを感じにくいやり方を学校の先生に指導されて、「数学とはそういうものだ」と思ってしまっている子がたくさんいます。それは子どもたちのせいではありません。

高校の数学は難易度も上がりますが、学習すべき事柄もとても多くなり、学ぶ生徒も大変ですが、教える先生の方も本質的なことを語りたくても語る時間がないのかもしれません。
そのような状況だからこそ、自分で考えることを諦めずに考え抜いた人とそうでない人の差が大きく開いてしまうのかもしれません。

是非、粘り強く考え抜くやり方で数学の勉強をしてみてください。

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料理と数学の意外な共通点

お久しぶりの投稿です。食欲の秋ですね。山ちゃんです。

家の畑で採れたナスとピーマンを適当に切り、フライパンにガーリックオイルを引いて焦げ目が付くくらい炒めて、塩 胡椒 醤油で適当に味を調えて食べるのがマイブームです。
採れたての野菜は旨いですね。

美味しい料理を構成する要素に分解して考えてみると、
美味しい料理=いい食材を仕入れること×料理人の腕前
のように分けられます。
料理の腕がいくらよくても、素材がちょっとアレだと残念な味になりますよね。
採れたて野菜なら山ちゃんにも美味しい料理が作れます。

数学が解けることをこのことになぞらえて考えてみると、

数学が解ける=問題の情報の正確なインプット(食材の仕入れ)×解く人の情報処理能力
といった具合に分けられます。

一般に、数学の勉強をすると言って思い浮かべるのは、解く人の情報処理能力を高めることをイメージしませんか?ですが、じつはここに落とし穴があると山ちゃんは考えています。
もちろん、問題を解くために情報処理能力を高めることは大切なのですが、実はそれだけでは問題は解けないのです。
数学の問題を解く力が向上するためには、情報を正しく仕入れる要素もかかせないのです。


「テスト前の勉強で分かってるはずなのに、テスト当日、なぜか分からなくなって、後から答えを知ったらすぐに理解できた」「分かってたはずなのに・・・」という経験がありませんか?そんな時は情報を仕入れる段階で失敗してしまっている可能性が考えられます。

状況さえ正しく把握できれば処理は出来るのだけれど、その状況を正しく把握する段階で失敗してしまっている、ということです。

そして、実はこの力は大学入試がセンター試験から共通テストに変わったとき、より求められるようになりました。
出題された内容の本質をとらえて自分が知っている情報に読み替える力が必要だからです。

もし、頑張って勉強して腕を磨いているはずなのに結果が伴わない場合は、シンプルに情報の仕入れが上手くないのでは?と疑ってみると良いかもしれません。
丁寧に問題を読んで、使われている専門用語の意味が分からなければ一つひとつ確認し、問題文を正しく理解しようという姿勢で問題に臨むだけで劇的に状況が改善する場合がありますよ。

そんな目線を持った山ちゃんに数学を習いたくなったらこちらまでどうぞ↓

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うちの子言うこと聞かないんです!!

こんにちは。マイポートの理数担当、山ちゃんです。
「先生、うちの子は何回言っても言う事を聞かないんです」なんていうお母さま方の嘆きをよく耳にします。我が子を思えばこそ言うのだけれど、言いたいことってなかなか伝わりませんよね。

私も塾講師という職業柄、言いたいことが伝わらないと勉強が教えられないので、言いたいことがきちんと伝わるということにすごく関心があります。
言いたい内容をどのように伝えたら分かりやすいか?ということを考えることはもちろん重要なのですが、最近はそれだけでは十分には伝わらないなぁ。と思うことが多いです。

尊敬する素敵だなと思う人からのアドバイスなら素直に聞けるけれど、同じ内容を苦手な人や嫌いな人に言われると「あなたに言われたくないよ!」なんて思ってしまって、素直に聞くことが出来ない、なんてことはありませんか?

話の内容が優れていても伝わらないのは、話が伝わることに次の2つの要素があるからです。
1.話の内容の興味深さや面白さ、分かりやすさ、伝える側の表現力
2.話し手と聞き手の間にどれほど信頼関係があるか


アドバイスを受ける相手が変わると同じ話が受け取れたり受け取れなかったりするのは、2の要素が関係しているからですね。

いかに優れた車でも舗装されてないガタガタの道ではスムースに運転できないのと同じですね。

車を走らせるには道路を整備することが重要なように、言いたいことがきちんと相手に伝えられるためには日頃から相手との信頼関係を作っておくことが重要です。

ではどうしたらそれが可能なのか?
相手との信頼関係をつくるには、「相手の話をきちんと聞く」ことが大切だと言われています。「相手の言いたいことを、自分の意見を挟まず、ただただ最後まで聞いてあげること」というのは、やってみると意外に出来ていないことで、ついつい口出ししてしまって最後まで聞けないんです。(最後まで話を聞けるよ!という方は、本人に自覚はないかもしれないけれど、知らず知らず周りの人を幸せに出来る、ものすごく人の役に立つ才能だと思います!)

そんなわけで、もしあなたの言いたいことが相手に伝わらないのであれば、まずは相手との道を整備することから始めてみてはいかがでしょうか。急がば回れ、です。



  

イチローと数学


こんにちは。マイポートの理数担当、山ちゃんです。

イチロー選手が引退されましたね。私は野球はそんなに詳しくありません。好きな球団を聞かれてもどことは答えないけれど、イチロー選手は好きでした。
そんなイチロー選手の引退会見での発言の一部に反応してしまいました。
発言は次のようなものでした。

「2001年に僕がアメリカに来てからこの2019年現在までに全く違う野球になりました。頭を使わなくても出来てしまう野球になりつつあるような。選手や現場にいる人たちはみんな感じていることだと思うんですけど、これがどうやって変化していくのか。
次の5年10年、しばらくはこの流れが止まらないと思うんですけど
本来は野球というのは頭を使わなきゃ出来ない競技なんですよ。でもそうじゃなくなってきているのがどうも気持ち悪くて。野球の発祥はアメリカですから。その(本場の)野球がそうなってきているということに危機感を持っている人って結構いると思うんですよね。
日本の野球がアメリカの野球に追従する必要なんて全くなくて。やっぱり日本の野球は頭を使う面白い野球であって欲しいなと思います。アメリカのこの流れは止まらないので。せめてやっぱり日本の野球は決して変わってはいけないこと、大切にしなければいけないものを大切にしてほしいなという風に思います。」

これを聞いたとき、私の頭の中には「数学(学校教育)と同じだ!」という思いが巡りました。本来、数学は頭を使わなきゃ出来ないものなんですよ。でもそうじゃない数学が蔓延していると思います。頭を使わなくても解ける方法なんかがもてはやされて、考えることの楽しさがどこかへ行ってしまっているような気がします。
「み・は・じ」と書いてみちのり・はやさ・じかんを当てはめて解きましょう。とか。

そもそも、パズルや謎解きなんかは、やらなくてもいいし面倒くさいことだけれども、それでもついついやってしまう魅力があるものです。数学もそれと似た面白さがあります。自分の頭を使ってああでもないこうでもないと考えることそのものが面白いはずなんです。
数学が嫌いになってしまうのは、公式を覚えさせて代入させて、インスタントに答えだけを出す方法を教えてしまって、頭を使う楽しさから子どもたちを遠ざけてしまっていることが原因かもしれません。

子ども達には数学で頭を使う楽しさを感じてほしいし、少なくともマイポートで数学をやっている時間は、パズルを夢中で解いているような楽しさを感じさせてあげたいと思いました。

イチロー選手の引退会見で、学習の原点の「楽しさ」を思い出させていただきました。


  

なんでそんなことが出来ないんだ!

こんにちは。理数担当、山ちゃんです。

「なんでそんなことが出来ないんだ!」
上司から部下だったり、親や先生から子どもだったり、コーチや監督から選手だったり、
立場が上の者から立場が下の者への叱責でよく聞かれる言葉です。

昔、飲食店でバイトしてたことがあったのですが、私も料理長からよく言われました。
(余談ですが、怒り狂った料理長に中に熱いうどんが入った土鍋を投げつけられたりしたこともありました。当たりませんでしたが、本当に怖かったです(笑))

人は自らの行動を意識的か無意識的かの違いはあれ、行動を選択しています。
怒っている本人は、相手が「出来るようになるため」にその行動を「選択」しているわけですが、行動の結果、はたして目的は達成されているのでしょうか?

バイト中の私は怖くて料理どころではありませんでした。
バイトに行くのも嫌になったし、辞めるまで辞めたいと思って働いていました。
その状況で効率よく何かを身に着けるってとても難しいことだと思いました。
少なくとも私にはそのやり方で教わることは苦痛でしかなく、却ってパフォーマンスが下がっていたと思います。

「現状では出来ないことをやってみた」から出来ないのであって、声を荒げたところで出来ない現実は変わらないのですが(笑)
それに、出来ないことに挑戦して、出来るように変えていく試みがあってこそ、人は成長するわけです。
ならば、「成長させたい」という目的を達成するためには、どんどん挑戦してもらったほうが成長を促せるはずです。
バイトの経験だけでなく、学生の頃に親や先生から叱られたとき、私はパフォーマンスが上がった記憶がありません。
そういう経験上、出来ないことに腹を立てたところで逆効果にしかならない、と私は思います。




とはいえ、怒りって勝手にわいてきますよね。私が全く怒らないのかといえば、怒るときもあります。
怒りというのは、期待に対して現実が伴っていないときに起こる感情です。
すぐに怒る人というのは「既に出来ててほしい」気持ちが強い人です。
私は塾ではほとんど怒りません。「既に出来ててほしい」と思わないからです。
「既に出来てたら塾の仕事要らないよね」と思っているからです。

「1回教えただろ!」って怒る人は、「1回教えたら出来る」と思っている人です。その人はきっと優秀で、1回やったことは忘れないのでしょう。
私は「1回教えただろ!」とは怒りません。(多分。言ってたらごめんなさい(笑))
1回では覚えられないこともあると思っているからです。
忘れることもあるよね、と思っているから怒りません。
「1回やったら出来るかどうか」よりも、「現状、出来るようになっているかどうか」の方に注目して、出来ないのなら、出来るように努力するだけです。
「今、出来ないのなら、そうなっちゃったものは仕方ない。それならこれからどうするかを考えよう」です。

なので、中学生だろうが高校生だろうが、分からないのならば小学生の学習範囲までさかのぼって教えることもよくあります。そうなっちゃったものは仕方ないのです。

「高校生なら小学生の範囲は知っているはずだから、高校生が習う範囲しか教えません」という態度で、出来ない現状を変える方法を、私は知らないのです。
「1回教えたことだから、ここはもう教えません」という態度で、出来ない現状が変えられる方法があるのなら、教えてほしいです。
そんな方法を私は知らないのです。

私は出来ないお子さんに対して
気長に優しく、丁寧に指導しています。
ウソかホントかは是非、無料体験授業に来て確かめてください(笑)

  

自分が自分に満足しているか

こんにちは。マイポート理数担当、山ちゃんです。

徒然なるままにFacebookを見ていたら、痛ましい記事が目につきました。
整形を繰り返した23歳の女性が、整形の影響か、命を落とした、という記事でした。

整形をして、人生変わった!という人もいますよね。でも、整形を繰り返してしまう人は、1度の整形では心が満たされることがなく、何度も何度も繰り返してしまったということでしょう。
その間、きっと心は満たされないままだったんじゃないかと心中を察しました。

整形をして人生が変わった人と、それでも満たされなかった人との間には、どんな違いがあるのでしょうか?

それは、整形をきっかけにして、心が変わったかどうか、に尽きると思います。
だから、実は整形はきっかけに過ぎず、実際には「心が変わること」の方が、本質的に重要な事柄なのではないかと思うのです。

そして、この話は、実は整形に限った話ではありませんね。
整形、の部分を仕事、に置き換えても、同じことが言えそうです。
人との出会い、に置き換えても、同じことが言えそうです。

人が幸せでいられるかどうか、というのは、あらゆる出来事はきっかけに過ぎず、結局のところ、今、心がどのような状態にあるのか、ということのみが、そのまま影響しているということです。
もっと言えば、「自分が自分に満足しているか、自分を肯定できているか?」ということが、幸せ感に直結していると言えます。

私は数学を教えていますが、数学も、整形のように、きっかけに成り得ると思っています。
数学が出来るようになった!そのことがきっかけで、自己肯定感が高まり、人生が豊かになった。生徒にそう感じてもらえるように、私は数学を教えたいと思います。




さて、そんな私が斐太高校生対象の定期テスト対策を実施します。

お問い合わせお待ちしております。
お問い合わせは0577-77-9148まで。  

先回りは遠回り

こんにちは。マイポートで理数を担当している山ちゃんです。

お盆に3歳の甥を連れて妹夫婦が遊びに来てくれました。
電車とアンパンマンが好きみたいで、家の近くの電車が通るたびに、ハイテンションで走り回っていました。元気でなによりだなーと見ていたのですが、職業柄、少し気になることがありました。

それは食事の時のこと
紙パックに入ったリンゴジュースを甥がコップに移そうとしていたのですが
周りの大人たちが「あぁあぁ、ダメダメ!」と大騒動していました。
他にも、甥が何かをやろうとすると理由を伝えないまま「ダメダメ!」と言っていたのですね。
その様子をみて、とても心配になったのです。
この子は物事に前向きに挑戦する子に育つだろうか?と。
リンゴジュースの件で言うならば、こぼすからダメ、と禁止するよりも
こぼしても大丈夫なように環境を整えて、こぼしてもいいから、やってみなー。という態度で見守ってあげることが、大事なことなのではないかと思ったのです。




AIによって既存の仕事がなくなっていくことが予想される今後の世界において求められる能力は、言われたことを言われたとおりにやる能力ではなく、自ら何かを生み出していくクリエイティブな能力です。
それはいつ育まれるのか?誰によって育まれるのか?
それは周りの環境、大人の影響であるはずです。
そう考えると、今後の世界に対応可能な人に育つかどうかは、周りの大人こそが変化に対応できるかどうかが重要になると思います。
周りの環境が、そのような能力を育ませる環境にあるかどうかが、非常に大切なことだと感じました。

今後求められる力を養うために必要な教育は、失敗させない教育ではなく、安心して失敗できる環境を整える教育なのではないかと思います。

挑戦すること以外に、クリエイティビティを育てる道はないと思います。
小さくても興味の芽を摘まないことが重要だと肝に銘じておきたいですね。

さて、マイポート・理数道場では、斐太高校生対象の定期テスト対策講座を開講します。  

「モテるために必要な3つのこと」???

「モテるために必要な3つのこと」

こんにちは。マイポートで理数を担当している山ちゃん(先生)です。

ネットでこういう感じのタイトルの記事ってよく見かけませんか?なんとなくついつい見てしまうこともあるかと思いますが

統計的に、そういう男性(女性)が多いので、こういう事に気を付けたらいいよってことが書いてありますよね。

参考になる部分もあるとは思います。が、この手の記事には重大な落とし穴がある事に気付けるでしょうか?

「あなたの意中の相手が、必ずしもそれに当てはまっているとは限らない」のです。

出来るだけ多くの異性から好かれたいのであれば、そういう記事を参考にすれば良いのですが、あなたの本命の、意中の相手が「そういうの、大嫌いだ!」っていう稀な存在だったら、どうします?(笑)




沢山の人に認められたけど、本当に認めて欲しいたった1人の人には認めてもらえなかった。ってなったら、悲しくないですか?

じゃあ、どうしたらいいのか?

その人ときちんと向き合う姿勢で接する事。相手の立場で考えること。

相手のことを分かろうとする事。

最初に書いたような記事をいくら読んでも、その人個人のことは絶対に書いてありません。(当たり前ですが)
一番手っ取り早い方法は、相手に直接聞いてみること、ですね。

なんで山ちゃんは急にそんな話をし始めたのか?
実はこの話って、授業にも言えることなんですよね。

多くの生徒に伝わるであろうと思って行った授業が、担当してるたった1人の生徒には伝わらないってこともあり得るんですよね。

その場合、どうしたらいいのか?さっきモテる話のところで書いたことと全く同じで

担当の生徒ときちんと向き合う姿勢で接する事。生徒の立場で考えること。生徒のことを分かろうとする事。一番手っ取り早い方法は、生徒本人に直接聞いてみること、ですね。

だから、例え同じ問題を質問されても、答えなければいけないことって生徒一人一人違う可能性があります。

ある生徒はその単元の新しい概念の説明が必要でも、別の生徒には小学校の時に学習したけれど定着していない分野を説明する事になる事もあり得ます。

マイポートでは、生徒の状況を踏まえて、適切な指導をしていきます。


最後に、タイトルに釣られた方の為にモテるために必要な3つのことを挙げておきましょう。

1相手のことをよく知ること
2相手の立場に立って考えること
3それを踏まえた上で、行動を起こすこと


これに当てはまらなかった場合は、ごめんなさい。(笑)

それでは今回はこの辺で。