BLESSさんに掲載して頂きました
こんにちは。学習塾マイポートの塾長平野です。
マイポートはこの夏で創立10周年を迎えることができました。
なんとかこの10年やってこれたのは通ってくれた生徒さん達、保護者様のおかげだと心から感謝しています。
本当にありがとうございます。
実はマイポートが10周年を迎えたということで、いつも広告でお世話になっている月刊『 BLESS』さんから取材をして頂けて、今回10月号に掲載されました〜
BLESSのみなさん、いつもありがとうございます。

さて、今回のインタビューで一番伝えたかったことは『聴くことの大切さ』です。
紙面の都合上、伝えきれないことがたくさんありましたので、この場を借りてもう少しお話させてください。
日頃、私たちがコミュニーションを相手ととる場合、話すことと聞くことで意思を伝え合いますね。
ちょっと考えてもらいたいのが、『話す』際に本当に自分の伝えたいことを相手に伝えているだろうかということです。
逆に、受け取り手は相手の本当に伝えたいことを『聞く』ことができているでしょうか。
このことを親子関係に置き換えて考えてみてください。
お子さんはあなたに本当に伝えたいこと、わかって欲しいこと、理解して欲しいこと、困っていること、嬉しいこと、楽しいことを伝えているでしょうか。
もちろん円滑なコミュニケーションのもと、良好な親子関係を築いている方もいらっしゃるでしょう。
ただ、自分と我が子の関係が本当に良好なものかどうかって普段考えないですよね。
良好な関係かどうかは気がつきにくいもので、良好でない場合は、何か問題が起こって初めて過去の自分の子どもとの真の関係性に気がつけるものなのです。これがなかなか厄介なところです。
日常生活での運動の必要性や不摂生は病気になって初めて気がつけるのと同じです。
本当はいけないことだけれど、問題が起きなければ日頃のちょっとした自分の問題行動はなかなか止められません。
みなさんの中にもお子さんとの関係において本当はこんなこと言ってはダメなのにと半分わかっていながらつい言ってしまうことってありますよね。
塾のブログを見に来ている皆さんなので、正直、親子間のコミュニケーションよりも気になることは学校のテストの成績だと思います。ところがですね、親子の良好なコミュニケーションとテストの成績はとても関係が深いのです。
記事にもありましたが、『子どもの勉強に対するやる気問題』は親さんの重要な関心事ですね。
このやる気というものははどうしたら作られるのでしょうか。
このことをよく、お母さんの家事に置き換えて考えてもらうようにしています。
家事って大変なお仕事ですよね。めんどくさいこと、なかなか気持ちが向かずに手抜きになってしまうこともあると思います。
その家事に関して、四六時中家族からの監視の目があったらどうでしょうか。
いちいち食事や掃除の出来に関して、批評や注意や叱るような言葉があったとしたら。。。
そんな言葉があればあった分だけ、やる気は上がるどころか下がりますよね。
ではどうしたら家事のやる気が起きますか?
自分の中だけの意思の力でやる気を上げることは容易いですか??
家事に関する崇高な目標を持ちますか?
もうお分かりだと思いますが、家族の温かい言葉がやる気をあげてくれるものですよね。
『ありがとう』
『美味しい』
『今日も素敵だね』
『髪型変えた?すごく似合ってる!』
『仕事で疲れているのに作ってくれてありがとう』
以上のような言葉を家族みんながかけてくれたら、今以上に頑張っちゃおう!って思えませんか?
このことと、子どもの勉強に対するやる気は同じだと考えてください。
親が子どもの勉強に批評家としてあれこれ言葉をかけるのはやる気には断じて繋がりません!
それは自分が子ども時代に親にかけられた言葉を思い出せばわかることですね。
なぜあれこれ勉強に口を出してしまうのか。
家事との例えで違いがあるとすれば、それは親の子どもに対する『将来の不安』です。
子どもにかける言葉の裏には、我が子に幸せになって欲しいという思いがあるからこそです。
しかし、その思いのさらに奥底を見つめてください。
そこには『不安』がありませんか??
今のままでこの先この子はどうなってしまうのかという不安です。
またこうなっって欲しいという『期待』。
自分の子に投げかける言葉は『不安』『期待』に基づいているか
もしくは『愛』に基づいているか。
このことをいつも胸に置きながら子どもとコミュニケーションをとっていくと、子どもとの対話が全く違ったものになっていくはずです。
不安と期待は子どもを緊張させます。
ちょっと難しいですが、不安と期待は現状を無意識下で否定していることを理解しなければなりません。
要するに『今のお前じゃダメだからもっと頑張れ』という意識です。
もっと過激な説明をさせてもらうと、無意識に子どもは『このままの自分では親に愛されていない』と理解します。
人は現状を否定されると未来にやる気を持てないものです。
ましてや、愛のないところにポジティブなエネルギーは湧いてきません。
人は安心、安定した状態、即ちどんな自分でも愛されているという状態であればあるほどやる気が出てくるのです。
ですから、子どもの成績に対して批評家になることをやめると関係が変わってくるのです。
『でも、この子は私が言ってあげないと。。。』
このように感じた方いらっしゃいませんか?
気持ちはわかりますが、そこから自分が脱しないと現状は変わっていかないと思います。
マイポートでは『聴く』ことを重視していますが
正直、塾生みんなに対して聴けているかというとそうではありません。
なかなか自分の正直な気持ちを伝えられないお子さんも少なからずいます。
自分の気持ちを相手に伝えることを諦めているように映るお子さんもいます。
伝えることを諦めているお子さんは、同様に相手からの言葉が届かないものです。
私は昔からこの状態のお子さんのことを
【耳にシャッターが下りた状態】と呼んでいます。
このシャッターをこじ開けるのにはめちゃくちゃ骨が折れるのです。
私でもなんともならんときがもちろんあります。
このシャッターを開ける鍵はやる気スイッチと同じく、外にはついていません。
内側にあるのです。
自らがシャッターを開けない限り、外から開けようとしても難しい。(無理ではないです。強烈な環境の変化や強い熱意を持った家族以外の人間との出会いがあればシャッターは開きます。)
やはり、お子さんと家族との関係が変わることでシャッターは開いていくものなのです。
このシャッターが閉じている状態だと勉強をなかなか頑張れないでしょうし
外からの言葉が届きにくいので塾でも伸びづらいです。(正直に言います)
お子さんの成績で心配されている親さんには是非、批評家ではなく
シャッターが自然と開いていくような温かい言葉をかけていってもらいたいと思います。
ありのままを全肯定する気持ちです。
ありのままを全肯定するというものは、そんなに簡単にできるものではありませんし、それこそそれができたら神レベルのお話です。大切なのはそれを意識することです。
今回の記事を読まれて、胸にグサッと刺さりまくり自分を責めている親さんもいるかもしれません。
でも、決してご自分を責めて欲しくありません。お子さんを否定しないのと同様に、今までやってこられた子育てを否定してしないでください。子育てや子どもとのコミュニケーションって学校で教えてくれませんし、誰も教えてくれません。
ですから、最善を尽くしてきたご自分をねぎらって、新たなコミュニケーションにトライして欲しいと思います。
とはいえ、今日の記事の内容は読んで理解すれば実行できるほど簡単なものではありません。
私がカウンセラーとして傾聴の技術を何百時間もかけて練習してきました。
それでも意識しないと傾聴の心構えはどっかに隠れてしまうほど傾聴は難しいものです。
理解してできるほど簡単ではありません。練習が必要です!
でも、意識するかしないかで結果は全く違ったものになってくるはずです。
今回は長文になってしまいました。
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
マイポートはお子さんの成長の場だけではなく
親さんの成長の場でもありたいと考えています。
今回の記事で家族間の傾聴の必要性を感じて頂けた方がいらしたら
家族の関係を激変させる『傾聴講座』を企画しますので是非ご参加ください。
塾生の親さんでなくても大丈夫です。
では、次回の記事で新しい通い放題コースのご紹介をさせて頂きます。
マイポートはこの夏で創立10周年を迎えることができました。
なんとかこの10年やってこれたのは通ってくれた生徒さん達、保護者様のおかげだと心から感謝しています。
本当にありがとうございます。
実はマイポートが10周年を迎えたということで、いつも広告でお世話になっている月刊『 BLESS』さんから取材をして頂けて、今回10月号に掲載されました〜
BLESSのみなさん、いつもありがとうございます。

さて、今回のインタビューで一番伝えたかったことは『聴くことの大切さ』です。
紙面の都合上、伝えきれないことがたくさんありましたので、この場を借りてもう少しお話させてください。
日頃、私たちがコミュニーションを相手ととる場合、話すことと聞くことで意思を伝え合いますね。
ちょっと考えてもらいたいのが、『話す』際に本当に自分の伝えたいことを相手に伝えているだろうかということです。
逆に、受け取り手は相手の本当に伝えたいことを『聞く』ことができているでしょうか。
このことを親子関係に置き換えて考えてみてください。
お子さんはあなたに本当に伝えたいこと、わかって欲しいこと、理解して欲しいこと、困っていること、嬉しいこと、楽しいことを伝えているでしょうか。
もちろん円滑なコミュニケーションのもと、良好な親子関係を築いている方もいらっしゃるでしょう。
ただ、自分と我が子の関係が本当に良好なものかどうかって普段考えないですよね。
良好な関係かどうかは気がつきにくいもので、良好でない場合は、何か問題が起こって初めて過去の自分の子どもとの真の関係性に気がつけるものなのです。これがなかなか厄介なところです。
日常生活での運動の必要性や不摂生は病気になって初めて気がつけるのと同じです。
本当はいけないことだけれど、問題が起きなければ日頃のちょっとした自分の問題行動はなかなか止められません。
みなさんの中にもお子さんとの関係において本当はこんなこと言ってはダメなのにと半分わかっていながらつい言ってしまうことってありますよね。
塾のブログを見に来ている皆さんなので、正直、親子間のコミュニケーションよりも気になることは学校のテストの成績だと思います。ところがですね、親子の良好なコミュニケーションとテストの成績はとても関係が深いのです。
記事にもありましたが、『子どもの勉強に対するやる気問題』は親さんの重要な関心事ですね。
このやる気というものははどうしたら作られるのでしょうか。
このことをよく、お母さんの家事に置き換えて考えてもらうようにしています。
家事って大変なお仕事ですよね。めんどくさいこと、なかなか気持ちが向かずに手抜きになってしまうこともあると思います。
その家事に関して、四六時中家族からの監視の目があったらどうでしょうか。
いちいち食事や掃除の出来に関して、批評や注意や叱るような言葉があったとしたら。。。
そんな言葉があればあった分だけ、やる気は上がるどころか下がりますよね。
ではどうしたら家事のやる気が起きますか?
自分の中だけの意思の力でやる気を上げることは容易いですか??
家事に関する崇高な目標を持ちますか?
もうお分かりだと思いますが、家族の温かい言葉がやる気をあげてくれるものですよね。
『ありがとう』
『美味しい』
『今日も素敵だね』
『髪型変えた?すごく似合ってる!』
『仕事で疲れているのに作ってくれてありがとう』
以上のような言葉を家族みんながかけてくれたら、今以上に頑張っちゃおう!って思えませんか?
このことと、子どもの勉強に対するやる気は同じだと考えてください。
親が子どもの勉強に批評家としてあれこれ言葉をかけるのはやる気には断じて繋がりません!
それは自分が子ども時代に親にかけられた言葉を思い出せばわかることですね。
なぜあれこれ勉強に口を出してしまうのか。
家事との例えで違いがあるとすれば、それは親の子どもに対する『将来の不安』です。
子どもにかける言葉の裏には、我が子に幸せになって欲しいという思いがあるからこそです。
しかし、その思いのさらに奥底を見つめてください。
そこには『不安』がありませんか??
今のままでこの先この子はどうなってしまうのかという不安です。
またこうなっって欲しいという『期待』。
自分の子に投げかける言葉は『不安』『期待』に基づいているか
もしくは『愛』に基づいているか。
このことをいつも胸に置きながら子どもとコミュニケーションをとっていくと、子どもとの対話が全く違ったものになっていくはずです。
不安と期待は子どもを緊張させます。
ちょっと難しいですが、不安と期待は現状を無意識下で否定していることを理解しなければなりません。
要するに『今のお前じゃダメだからもっと頑張れ』という意識です。
もっと過激な説明をさせてもらうと、無意識に子どもは『このままの自分では親に愛されていない』と理解します。
人は現状を否定されると未来にやる気を持てないものです。
ましてや、愛のないところにポジティブなエネルギーは湧いてきません。
人は安心、安定した状態、即ちどんな自分でも愛されているという状態であればあるほどやる気が出てくるのです。
ですから、子どもの成績に対して批評家になることをやめると関係が変わってくるのです。
『でも、この子は私が言ってあげないと。。。』
このように感じた方いらっしゃいませんか?
気持ちはわかりますが、そこから自分が脱しないと現状は変わっていかないと思います。
マイポートでは『聴く』ことを重視していますが
正直、塾生みんなに対して聴けているかというとそうではありません。
なかなか自分の正直な気持ちを伝えられないお子さんも少なからずいます。
自分の気持ちを相手に伝えることを諦めているように映るお子さんもいます。
伝えることを諦めているお子さんは、同様に相手からの言葉が届かないものです。
私は昔からこの状態のお子さんのことを
【耳にシャッターが下りた状態】と呼んでいます。
このシャッターをこじ開けるのにはめちゃくちゃ骨が折れるのです。
私でもなんともならんときがもちろんあります。
このシャッターを開ける鍵はやる気スイッチと同じく、外にはついていません。
内側にあるのです。
自らがシャッターを開けない限り、外から開けようとしても難しい。(無理ではないです。強烈な環境の変化や強い熱意を持った家族以外の人間との出会いがあればシャッターは開きます。)
やはり、お子さんと家族との関係が変わることでシャッターは開いていくものなのです。
このシャッターが閉じている状態だと勉強をなかなか頑張れないでしょうし
外からの言葉が届きにくいので塾でも伸びづらいです。(正直に言います)
お子さんの成績で心配されている親さんには是非、批評家ではなく
シャッターが自然と開いていくような温かい言葉をかけていってもらいたいと思います。
ありのままを全肯定する気持ちです。
ありのままを全肯定するというものは、そんなに簡単にできるものではありませんし、それこそそれができたら神レベルのお話です。大切なのはそれを意識することです。
今回の記事を読まれて、胸にグサッと刺さりまくり自分を責めている親さんもいるかもしれません。
でも、決してご自分を責めて欲しくありません。お子さんを否定しないのと同様に、今までやってこられた子育てを否定してしないでください。子育てや子どもとのコミュニケーションって学校で教えてくれませんし、誰も教えてくれません。
ですから、最善を尽くしてきたご自分をねぎらって、新たなコミュニケーションにトライして欲しいと思います。
とはいえ、今日の記事の内容は読んで理解すれば実行できるほど簡単なものではありません。
私がカウンセラーとして傾聴の技術を何百時間もかけて練習してきました。
それでも意識しないと傾聴の心構えはどっかに隠れてしまうほど傾聴は難しいものです。
理解してできるほど簡単ではありません。練習が必要です!
でも、意識するかしないかで結果は全く違ったものになってくるはずです。
今回は長文になってしまいました。
最後までご覧頂きましてありがとうございます。
マイポートはお子さんの成長の場だけではなく
親さんの成長の場でもありたいと考えています。
今回の記事で家族間の傾聴の必要性を感じて頂けた方がいらしたら
家族の関係を激変させる『傾聴講座』を企画しますので是非ご参加ください。
塾生の親さんでなくても大丈夫です。
では、次回の記事で新しい通い放題コースのご紹介をさせて頂きます。
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