テスト結果にどんな言葉がけをしてますか??

学習塾マイポート

2020年09月09日 18:11

学習塾マイポートの塾長平野です。


この時期は定期テストが返され
お家にテスト結果をお子さんが持って帰るころだと思います。
そんな時、皆さんはどんな声かけをしていますか??




例えば、英語70点・数学75点・国語68点・理科49点・社会86点 合計348点
こんな感じの結果を見せられたら皆さんは何て言います?
おそらく下にあげたような声かけのどれかではないでしょうか。

声かけ①
「なにこの理科の点数!!ちゃんと勉強したの?!」

声かけ②
「やればできるんだからもう少し頑張りなさいよ。」

声かけ③
「350点まであともう少し!次回は頑張れ!」

声かけ④
「この点数じゃ○○高校行けないじゃない!」

声かけ⑤
「社会すごく頑張ったね!すごいじゃない。」

これ以外にも、もちろん他の声掛けはありますよね。
実は、上に挙げたテスト結果の点数には意図がありまして。。。

社会以外は手放しで褒められる点数ではないのですね。
そして理科は一言、言いたくなる点数。

どうやら世の親さんたちはお子さんに声をかけるときに、いい点数よりもそうでない点数にどうしても目がいってしまう方が多いようです(生徒情報)

ですから上記の⑤の声掛けよりも①になりがちです。
⑤は90点に届いていないですし。
皆さんはいかがでしょうか??

親はどうしても、【不安】という視点でお子さんの成績をみてしまいがちです。
そして分析、批評してしまうわけです。

気持ちはよ~くわかるのですが、分析や批評は学校の先生や塾に任せてみてもいいのではないでしょうか。

親の目的はわが子に幸せになって欲しいことですよね。
成績が良いことが幸せに繋がる!とどこかで信じているからお子さんに叱咤激励をする。
だからこそ、いい点数に声をかけるのではなく悪い点数や足らないことに目が行き心配してしまう。

でも、あらためて考えてください。
子どもは自分の至らない点や本当はこうした方がいいことってわかっているのです。
もっと暗記をしたらよかった、もっと早く準備をすればよかった。。。

既にお子さんは自分のことをどこかで責め、反省しているのです。
自分の学生時代を思い出して下さい。
自分でわかっていることをわざわざ親に言われるってありがたかったですか?

こんな例えをよくお母さん方にします。
仕事や忙しい中でやっとこさ作った夕ご飯。
作ったご飯の出来栄えに自分で納得いかなかったり、品数すくなかったかな。。。
なんて思うことありますよね。

そんなとき、旦那さんにこう言われたらどうでしょう。

『これ、味薄くない?もっと○○いれたらいいんじゃない?』

とか
『今日、おかずこれだけ?』

こんな感じで言われた日には、カチーンってきませんか??
場合によってはバトルが始まるかも。。。


逆にこう言われたら?

忙しい中ありがとうね
洗い物は任せてね


自然と心が癒され、今度は美味しいものを作って喜んでもらおうって思えるかもしれません。


この例えで分かりますよね。
我が子が成績を報告に来た時にどうやって声をかけたらいいか。

目的は成績に対する批判や批評をすることではありません。
そんなことしたって子どもはやる気をだしません。

本当の目的は子どもに次のテストに向けて勇気と力を与えること。
点数という結果を褒めるのではなく
点数をUPすることができたこれまでの過程を認めてあげてください。

結果よりも過程を認める

これはとても大事なことです。
親が結果にこだわると、良い点数でないとき隠すようになります。
点数だけにこだわると、何の為に勉強しているかわからないまま勉強をすることになり、やる気が結果に左右されます。


悪い点数に目を向けて、それを何とかしなさいというよりも
本人の得意な点に目を向けてください。
点数が60点だったとしても、前回よりも点数がUPしたならほめましょう!!

大人になったらわかることですが
仕事で大きな成果をだすには、苦手な分野で四苦八苦して勝負するよりも、得意な分野で勝負したほうが結果が全く違うはずですね。


苦手なものに力を注ぐよりも
まずは得意なものに徹底的に力を注ぐ。
そうすることで苦手なものもつられて力がついてくるものです。


子どもの成績をあげるには
説教、指示、命令、罰、ご褒美はその場しのぎの方法でしかありません。
皆さんも子ども時代があったからわかりますね(笑)


早い話、成績は勉強量がふえれば伸びます。(正しい勉強法で)
子どもが自ら机に向かい、バリバリ勉強すれば成績は伸びます。
必要なものは、明確な目標と困難やめんどくささに立ち向かう内から湧き出る『勇気と力』です。


そのために親がすべきことは
我が子の目標を理解し、支援すること。
結果に対し批判、批評、指示をしないこと。
過程をねぎらい、信じて見守ること。

親に信じて見守られることで子どもは勇気を力を得るのです。


























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