学習塾マイポートの塾長平野です。
朝晩、冷え込んできました。
いよいよ受験シーズンが迫ってきましたね。
マイポートも受験に備えて、中3生は12月から本格的に受験モードです。
高3生はもちろん、とっくにセンター試験モードですが。
ところで、今月初めに来年度の岐阜県高校入試の募集人数が発表されました。
この飛騨地区で募集人数に大幅に変動があったのが斐太高校。
以前から斐太高校は募集人数が減るという噂がありましたが、ついに来年度は40人の大幅減となりました。
なかなかのマイナスです。
このブログを書くにあたって面白いことに気が付きました。
飛騨地区の現中学3年生の生徒総数を調べてみたのです。
各中学(高山市、飛騨市、下呂市、白川)の合計は1281名。
斐太高校の来年度募集人数は240名。
上記1281名から斐太高校に通うことが距離的に現実的でない中学を引いたら1209名。
この1209名を分母にして240名の割合を計算すると
約20%となりました。
そして、ある中学の実力テストの結果を見せてもらったところ
合計400点をとっている生徒が10人。
350点から400点の生徒が15人。
350点以上の生徒は25人ということになります。
この25人をその中学の総数で割るとなんとおおよそ
20%!!
つまり、何が分かったかというと
斐太高校の240名という募集人数は飛騨地区の中学3年生の20%ということ。
実力テストでいうと350点以上をとる生徒数の割合が、その学校のほぼ上位20%ということ。
ざっくり言えば、斐太高校は上位20%の生徒を想定し募集しており、斐太高校合格の目安は自分の中学で上位20%ということですね。
現状、秋の時点だと実力テストで350点が最低合格ラインと考えていいかもしれません。
気をつけてもらいたいのは今後、この合格最低ラインは上がるということ。
受験が迫るにつれ、全体の得点力が上がっていきますから。
ただ、実際は以下のような要素も絡んできますのでご注意を。
上位20%といっても自分の学校の実力が他校に比べ低い場合があるかもしれません。
上位20%のうち、西高校等、他の学校を志望する生徒がでてくるのと、他学区からももちろん受験者があります。
そして、受験は本番の点数だけではありません。
通知表の数字も加味されますからね!!
まとめます。
斐太高校に合格したいなら
目安は自分の学校の順位が上位20%であること。
現時点で実力テストや過去問で350点がとれない場合はかなり厳しい。
仮に、350点をかろうじてクリアしてギリギリ合格しても、入学後ついていくのに大変苦労します。。。
入学後の事も考え、最低でも380点はコンスタントにクリアしたいところ。
ある程度安心したいならやっぱり400点は必要ですね。
ただし、
過去問で420点を軽く超えられないと
入学後かなり勉強が厳しくなるのは覚悟してください!!
と、今回は斐太高校にフォーカスして数字の分析をしました。
読者の中には焦った方、胸をなでおろした方など様々だと思います。
今回こんな数字をあげておいて言うのも変ですが
斐太高校に合格することだけが人生じゃない!!
ということを受験生に言っておきたいのです。
飛騨では今でも【斐太高神話】が残っています。
斐太高校じゃなきゃダメ!みたいな。
ずばり言います。
高校で人生は決まらない。
合格、不合格で人生の良し悪しも決まらない。
今まで、高校入試で不合格だったけれど
その後めちゃくちゃ頑張って大学入試で逆転した子
就職して輝いている子を何人も見てきました。
合格したからその後うまくいく保障はないし
不合格だからその後うまくいかないなんてこともないのです。
大切なことは
受験勉強を通して自分とどう向き合うか
高校の先にどんな夢や希望や素敵な未来を描けているか
このことが断然大事なのです。
自分とは何か、人生とは何か、どう生きたいのか
どんな人生を生きていきたいのかを考えて高校に行く者と
目先の点数ばかりに気をとられ、自分にとって大切なことを実現することに目を向けられない者は
例え合格しても、その先の人生がどうなるかは前者に比べれば人生の質において大きな差ができてしまうのではないでしょうか。
受験生諸君には受験をゴールと考えず
自力で人生を切り開く、第一歩であり通過点と考えてほしいのです。
真のゴールはもっと先に輝いて待っていると考えてほしい。
マイポートは点数とらせて合格させるだけの塾ではありません。
お子さんが自ら考え、夢を実現していく力を育む場所なのです。
募集人数に踊らされず、夢に向かって前進する子を応援したいのです。
高校受験まであと3か月と少し。
受験生諸君、保護者の皆さんも素敵な春を迎えましょう!
お問い合わせは
0577-77-9148(平野)