「大学入学共通テストの問題作成方針が出ました!」
こんにちは。マイポートの理数担当山ちゃんです。
斐太高校で国公立大学を目指しているあなた。記述対策、していますか?
2021年からセンター試験が廃止され、大学入学共通テストに移行されますが、みなさんにとってみれば、そもそもセンター試験すら受けたことがないのに、廃止されるだの、移行するだの、何のことだか分からないかもしれませんね。
これは高大接続改革といって、大学入学試験をよりよくするための方針の一環として実施されるものです。
文部科学省のホームページには高大接続改革について以下のように書かれています。
「文部科学省では、変化の激しい時代において、新たな価値を創造していく力を育成するために、高大接続改革の取組みを進めています。」
そして、文部科学省から出された大学入学共通テスト実施方針によれば、
評価すべき能力・問題類型等という項目で、次のように書かれています。
「多様な文章や図表などをもとに、複数の情報を統合し構造化して考えをまとめたり、その過程や結果について、相手が正確に理解できるよう根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・表現力を評価する。 設問において一定の条件を設定し、それを踏まえ結論や結論に至るプロセス等を解答させる条件付記述式とし、特に「論理(情報と情報の関係性)の吟味・構築」や「情報を編集して文章にまとめること」に関わる能力の評価を重視する。」
昨今の変化の激しい社会においては、従来のような問われたことに正確に回答する能力に加え、より高度な考える力、判断する力、表現する力を身に着けて欲しい。特に論理力と表現力を身に着けて。ということでしょう。
そんなわけで、別に意地悪したいわけじゃなく、変化の激しいこれからの社会で本当に必要とされる力を身に着けていただくためには、大学入学試験の方針が今までのままでは、皆さんにとって社会で必要な力を身につけさせてあげることができない。と判断して、マーク式よりも表現力を必要とする記述式の問題に変更するという事です。
そして、新しいテストはどんなテストになるのか?問題を作る人はどんな基準で作るのか?という新テストの基準が、6月7日に「独立行政法人 大学入試センター」から公開されました。
https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/index.html
こちらのリンクからホームページに飛べますので、詳細が知りたい方は是非ご覧ください。
平成29年、平成30年に実施された「新テストのプレテスト」とも言える「試行テスト」の問題も閲覧、印刷などできます。
これによれば、数学の問題の中で記述式が導入されるのは数学Ⅰと数学ⅠAの中の数学Ⅰに該当する範囲が記述式になります。
「彼を知り己を知れば百戦危うからず」と言います。
まずは相手を知り、自分の力を把握して、その上でその差を埋めるために何をすべきか考えましょう。